Form submitとはどういう意味ですか？

Form submitとはどういう意味ですか？：HTMLフォームの送信機能を解説

「Form submitとはどういう意味ですか？」という疑問にお答えします。form submitとは、HTMLフォームに入力されたデータをサーバーに送信する仕組みのことです。Webサイトでユーザーからの情報を受け取ったり、問い合わせフォームを送信したりする際に、このsubmit機能が重要な役割を果たします。本記事では、form submitの仕組み、実装方法、関連する属性について解説します。

submitの役割：フォームデータの送信

HTMLの<form>要素は、ユーザーがデータを入力するための様々な部品（テキスト入力欄、チェックボックス、ラジオボタンなど）をまとめて管理し、サーバーに送信するための仕組みを提供します。submitは、このフォームに入力されたデータをサーバーに送信するためのボタンや操作を指します。submitが押されると、フォームの内容が指定された送信先へ送られます。

submitの実装方法：input type="submit" で送信ボタンを作成

フォーム送信を実現する最も一般的な方法は、<input>タグを使用し、type="submit"属性を設定することです。これにより、ブラウザ上に送信ボタンが表示され、クリックされるとフォームデータが送信されます。

action属性: フォームデータの送信先URLを指定します。
method属性: データの送信方法（GETまたはPOST）を指定します。
value属性: 送信ボタンに表示されるテキストを指定します。

フォーム送信の仕組み：データの送信先と送信方法

フォームのデータは、action属性で指定されたURLに送信されます。送信方法はmethod属性で指定され、主に2つの方法があります。

GET: データがURLの一部として送信されます。URLの長さに制限があるため、少量のデータ送信に適しています。
POST: データがHTTPリクエストのボディに含まれて送信されます。大量のデータ送信や、セキュリティが求められる場合に適しています。

onsubmitイベント：送信前の処理を実行

<form>タグのonsubmit属性を使うと、フォーム送信直前にJavaScript関数を実行できます。これにより、入力値のバリデーションや、送信前にデータを変更したり、処理を加えたりすることができます。

html

<form action="/submit" method="POST" onsubmit="return validateForm()">
  <input type="text" name="username">
  <input type="submit" value="送信">
</form>

<script>
  function validateForm() {
    const username = document.querySelector('input[name="username"]').value;
    if (username === "") {
      alert("ユーザー名は必須です");
      return false; // 送信をキャンセル
    }
    return true; // 送信を実行
  }
</script>

このように、onsubmitを使って送信前のバリデーションを実行できます。

JavaScriptによるsubmitの実行：submit()メソッド

JavaScriptのform.submit()メソッドを使うと、プログラムからフォームを送信することができます。この方法で送信した場合、onsubmitイベントは発生しませんので、送信前に何か処理を加えたい場合には注意が必要です。

このように、submit()メソッドを使えば、ユーザーの操作に関係なくフォームを送信できます。

Enterキーによる送信：最初のsubmitボタンが押される

フォーム内でEnterキーを押すと、通常、最初に表示されているsubmitボタンがクリックされたのと同じ動作をします。これはフォームのアクセシビリティを向上させるための標準的な動作ですが、場合によっては意図しない送信を防ぐために制御が必要です。

javascript

document.getElementById("myForm").addEventListener("keypress", function(event) {
  if (event.key === "Enter") {
    event.preventDefault();  // Enterキーによる送信をキャンセル
    alert("Enterキーによる送信は無効化されています");
  }
});

このように、Enterキーによる送信動作を制御することができます。

submit属性の拡張：HTML5で追加された属性

HTML5では、submitボタンの挙動をさらに細かく制御するための新しい属性が追加されました。これにより、ユーザーインターフェースの使い勝手が向上しました。

formaction: 送信先のURLをボタンごとに指定できます。
formmethod: 送信方法（GETまたはPOST）をボタンごとに指定できます。
formtarget: 送信結果を表示するターゲットウィンドウやフレームを指定できます。
formnovalidate: フォームのバリデーションを無効化します。

まとめ：Webページの基本機能

form submitは、Webページでユーザーからのデータを受け取るための基本的な機能です。HTMLの<form>要素、<input type="submit">、action属性、method属性、onsubmitイベントなどを理解することで、さまざまなWebフォームを作成し、データ送信の処理を効率的に行うことができます。HTML5の新しい属性を活用することで、さらに柔軟で強力なフォーム送信機能を実現できます。

参考文献

以下のリンクから、フォーム送信に関する詳細な情報を得ることができます：