Reactコンポーネントの種類は?
Reactはフロントエンド開発において非常に人気があるライブラリであり、コンポーネントを用いてユーザーインターフェースを作成します。Reactコンポーネントにはいくつかの種類があり、それぞれ異なる特性と用途を持っています。この文章では、主に4種類のReactコンポーネントを紹介します。
1. Functionalコンポーネント
Functionalコンポーネントは、単なるJavaScript関数として定義されるコンポーネントのことです。関数の戻り値としてJSXを返します。シンプルで状態を持たないため、スピードと効率性の観点からよく使用されます。
function Welcome(props) {
return <h1>こんにちは、{props.name}</h1>;
}
2. Classコンポーネント
Classコンポーネントは状態を持つことができ、ライフサイクルメソッドを使用する必要がある場合に適しています。Reactの初期の頃は主にClassコンポーネントが使用されていましたが、近年ではFunctionalコンポーネントとフックの組み合わせが好まれる傾向にあります。
class Welcome extends React.Component {
render() {
return <h1>こんにちは、{this.props.name}</h1>;
}
}
3. Pureコンポーネント
PureコンポーネントはStateやPropsに変更があったときのみ再レンダリングを行うコンポーネントです。パフォーマンス最適化に役立ちますが、Stateが複雑だと誤った再レンダリングを防げないことがあります。
class Welcome extends React.PureComponent {
render() {
return <h1>こんにちは、{this.props.name}</h1>;
}
}
4. Higher-Orderコンポーネント
Higher-Orderコンポーネント(HOC)はコンポーネントに機能を追加するための手法です。関数でコンポーネントを受け取り、新しい拡張コンポーネントを返します。これによりコードの再利用性が向上します。
function withGreeting(WrappedComponent) {
return function EnhancedComponent(props) {
return <div>
<h1>こんにちは!</h1>
<WrappedComponent {...props} />
</div>;
};
}
これらのコンポーネントタイプはそれぞれ異なる特性を持っており、フロントエンド開発時にそれぞれのプロジェクトの要件に応じて使い分けることが重要です。詳細については、公式のReactドキュメントを参照してください。
その他の参考記事:react フレームワーク 一覧