CSS 属性選択器
**説明:** 本文では、CSS 属性選択器について詳しく説明し、HTML 要素の属性に基づいて要素を選択し、スタイルを適用する方法を解説します。
属性選択器とは?
属性選択器を使用すると、開発者は HTML 要素の属性の有無、値、または部分的な値に基づいて要素を選択し、スタイルを適用できます。
属性選択器の種類
属性選択器には、以下の種類があります。
選択器 | 説明 | 例 |
---|---|---|
[attr] |
指定された属性を持つ要素を選択します。値は問いません。 |
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[attr=value] |
属性値が指定された値と完全に一致する要素を選択します。 |
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[attr~=value] |
属性値に指定された値が単語リストの一部として含まれている要素を選択します (スペース区切り)。 |
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[attr|=value] |
属性値が指定された値と一致するか、指定された値で始まり、その後にハイフン ("-") が続く要素を選択します。 |
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[attr^=value] |
属性値が指定された値で始まる要素を選択します。 |
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[attr$=value] |
属性値が指定された値で終わる要素を選択します。 |
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[attr*=value] |
属性値に指定された値が含まれている要素を選択します。 |
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[attr operator value i] |
上記のいずれかの選択子の後 に i を追加することで、大文字と小文字を区別しないマッチングを行います。 |
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属性選択器を使用するメリット
- 正確性: 特定の属性と属性値を持つ要素を正確にターゲットできます。
- 柔軟性: さまざまな属性と値の組み合わせに基づいて、多様な選択条件を作成できます。
- コードの簡潔さ: クラスセレクターや ID セレクターを使用する場合と比較して、HTML 構造への依存度を減らすことができます。
注意点
- 属性選択器のパフォーマンスは、ID セレクターやクラスセレクターと比較してわずかに劣る可能性がありますが、ほとんどの場合、この違いは無視できます。
- 属性選択器の使いすぎは、コードの保守を困難にする可能性があるため、注意が必要です。
関連情報
よくある質問
属性選択器はすべてのブラウザでサポートされていますか?
はい、属性選択器はすべての主要なブラウザでサポートされています。
属性選択器とクラスセレクターのどちらを使用する方が良いですか?
特定のクラスを持つ要素を選択する場合は、クラスセレクターを使用する方が一般的です。属性選択器は、属性の値に基づいて要素を選択する必要がある場合に役立ちます。
属性選択器を使用して、複数の属性を持つ要素を選択できますか?
はい、複数の属性選択器を組み合わせることで、複数の属性を持つ要素を選択できます。たとえば、a[href][target="_blank"]
は、href
属性と target="_blank"
属性の両方を持つリンク要素を選択します。