Azure 無料プラン:Azureを無料で使い始める方法と注意点
「Azure 無料プラン」と検索するユーザーは、Azureを無料で使い始める方法、無料プランの内容、そして無料期間終了後について知りたいと思っているはずです。Azureの無料プランは、アカウント作成後、30日間で$200相当の無料クレジットと、12ヶ月間利用可能な無料サービスを提供しています。本記事では、Azure無料プランの内容、利用条件、注意点、そして無料期間終了後の選択肢について詳しく解説します。
Azure無料プラン:無料クレジットと無料サービス
Azure無料プランでは、以下の2つの特典を提供しています。
- 無料クレジット ($200相当): Azureのほぼすべてのサービスで利用可能な無料クレジットです。アカウント作成後30日間有効です。
- 無料サービス: 一部のAzureサービスを12ヶ月間、無料枠の範囲内で利用できます。
1. 無料クレジット:Azureサービスを気軽に試せる
$200相当の無料クレジットは、Azureの様々なサービスを試すために利用できます。例えば、仮想マシン、データベース、AIサービスなど、ほとんどのAzureサービスでこのクレジットを利用できます。このクレジットは、特にAzureを初めて使うユーザーにとって便利で、実際にサービスを体験するための十分なリソースを提供します。
ただし、以下のサービスは無料クレジットの対象外となりますので、利用を予定している方は事前に確認しておきましょう。
- Azureのサポートプラン
- Azure DevOps
- Visual Studio サブスクリプション
- Visual Studio App Center サービス
- Azure ExpressRoute
- サードパーティ製品
- Azure Marketplaceで販売されている製品
- Microsoft Azure Active Directory Premiumなど、Azureとは別にライセンスされる製品
無料クレジットは、30日間で使い切るか、30日が経過すると失効します。未使用のクレジットを翌月に繰り越すことや、他のAzureサブスクリプションに移動することはできません。従って、計画的にリソースを使い切ることが重要です。
2. 無料サービス:12ヶ月間一定の制限内で利用可能
Azure無料プランでは、一部のAzureサービスを12ヶ月間、無料枠の範囲内で利用できます。無料サービスは多岐にわたり、様々な分野で利用できますが、以下のサービスが含まれています。
- Compute:
- Azure Virtual Machines(特定のサイズ、リージョン)
- Azure Functions
- Azure App Service など
- Storage:
- Azure Blob Storage
- Azure File Storage など
- Databases:
- Azure Cosmos DB
- Azure SQL Database など
- AI + Machine Learning:
- 各種AIサービス(制限付き)
- Networking:
- Azure Virtual Network
- Azure Bandwidth など
これらのサービスは、無料枠の範囲内であれば無料で利用できますが、制限を超えると課金が発生します。たとえば、仮想マシンやデータベースの使用時間が制限を超えると、超過分について料金が発生するため、利用状況の監視が重要です。
Azure無料プランの注意点
Azure無料プランには、いくつかの注意点があります。これらを理解し、適切に利用することで、無料プランを最大限に活用できます。
1. 利用規約
Azure無料プランには利用規約があり、以下のような使用が禁止されています。
- 暗号通貨マイニング
- サービス拒否攻撃(DDoS攻撃など)
- スパム送信
- 違法行為
これらの禁止行為が発覚した場合、アカウントが停止される可能性があるため、利用目的を確認し、規約に違反しないよう注意してください。
2. 使用制限
無料サービスには使用量、機能、リージョンなどに制限があります。例えば、無料プランで提供される仮想マシンは、特定のサイズやリージョンに限られていることがあります。これを超えるリソースを使用すると、追加の課金が発生するので、事前に確認しておきましょう。
3. 利用状況の確認
Azureポータルで定期的に利用状況を確認し、無料枠を超過しないようにしましょう。利用状況を管理することで、意図しない課金を避けることができます。また、必要に応じてリソースの削除や停止を行い、無料枠を効率的に使うことが大切です。
4. リソースの削除
使用しないリソースを削除することで、無料枠の消費を抑えることができます。仮想マシンやストレージなど、不要なリソースが残っていると、知らず知らずのうちに無料枠を消費してしまうことがあります。定期的にリソースを確認し、不要なものは削除しましょう。
無料期間終了後:従量課金制に移行
無料クレジットを使い切った場合、または30日が経過した場合、Azureを継続利用するには、従量課金制のサブスクリプションにアップグレードする必要があります。従量課金制では、使用したサービスの分だけ料金が発生します。料金が発生する前に、料金体系を確認し、必要なリソースのみを使用することが重要です。
まとめ
Azure無料プランは、Azureを初めて利用するユーザーにとって、様々なサービスを気軽に試すための素晴らしい機会です。$200相当の無料クレジットと12ヶ月無料サービスを活用して、Azureでのクラウド体験を始めましょう。ただし、無料プランには利用条件や制限があるため、事前に内容を確認し、Azureポータルで利用状況を定期的に確認することが大切です。これにより、無料枠を超過することなく、安心してAzureを利用することができます。
よくある質問 (QA)
- Q1: Azure 無料プランはいつまで使用できますか?
- A1: 無料プランは、アカウント作成から12ヶ月間有効です。ただし、利用条件により制限があります。
- Q2: 無料プランで使用できるサービスはどのようなものがありますか?
- A2: 無料プランでは、Webアプリ、Azure Functions、Blob Storage、SQL Databaseなど、多くのサービスがあります。
- Q3: 無料プランから有料プランにアップグレードするにはどうすればよいですか?
- A3: Azure ポータルから簡単にアップグレードが可能です。料金プランを選択し、必要な情報を入力することで有料プランに移行できます。
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