Azure 無料枠 2回目:再利用は可能?無料サービスを使いこなそう
「Azure 無料枠 2回目」と検索するユーザーは、Azureの無料枠を再度利用できるか、または無料期間終了後にどうすればよいかについて知りたいと考えているはずです。Azureの無料枠にはさまざまな種類があり、それぞれ利用条件が異なります。本記事では、Azure無料枠の種類、2回目の利用について、そして無料期間終了後の選択肢について解説します。
Azure無料枠:種類と利用条件
Azureの無料枠には、主に以下の3種類があります。それぞれの無料枠に異なる条件があり、使い方に応じて最適な選択が必要です。
1. 常時無料サービス
アカウントを保有している限り、制限付きで常に無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、利用が続く限り無料で利用でき、特定の制限内で利用することができます。
2. 12ヶ月無料サービス
アカウント作成後12ヶ月間、一定の制限内で人気のAzureサービスを無料で利用できるサービスです。この期間中、限られた量のリソースが提供されますが、12ヶ月終了後は課金が発生します。
3. 無料クレジット (¥22,500)
アカウント作成後30日間、¥22,500分の無料クレジットを利用でき、無料枠の対象外のサービスも含めてほぼすべてのAzureサービスを試すことができます。
Azure無料枠 2回目:再利用はできない
Azureの無料枠には制限があり、特に12ヶ月無料サービスと無料クレジットは、1つのMicrosoftアカウントにつき1回のみ利用可能です。したがって、同じMicrosoftアカウントで2回目の無料枠を利用することはできません。また、別のメールアドレスや電話番号を使用しても、同じクレジットカード情報を使って無料アカウントを再作成することはできません。
このため、2回目の無料枠を再利用することは基本的には不可能です。無料枠を使い切った後は、他の選択肢を検討する必要があります。
無料枠終了後:Azureを継続利用するには?
無料枠の期間が終了した場合、Azureを継続利用するためにはいくつかの選択肢があります。
1. 従量課金制に移行
無料枠のサービスを超えて利用した場合や、無料枠の対象外のサービスを利用する場合、従量課金制に移行することができます。この場合、利用した分だけ料金を支払う形となります。従量課金制では、使用量に応じた料金が発生しますので、利用量を定期的に確認することが重要です。
2. Azure for Studentsを利用 (学生の場合)
学生の方は、Azure for Studentsプログラムに申し込むことで、追加の無料枠($100クレジットと無料サービス)を利用することができます。これにより、学生として新たな無料枠を得ることができ、クラウド技術を学びながら活用できます。
3. 新たなアカウントを作成 (別のクレジットカードが必要)
もし別の方法を試したい場合は、異なるクレジットカード情報を使って新たにMicrosoftアカウントを作成することで、再度無料枠を利用できます。ただし、これは利用規約に基づいて適切に行う必要があり、不正な利用が認められた場合、アカウントが停止される可能性もあります。
Azureで常時無料で利用できるサービス
従量課金制に移行した場合でも、一部のAzureサービスは制限付きで常に無料で利用できます。これにより、無料枠が終了した後も、継続的にAzureの基本的なサービスを利用することができます。以下は、その一部です。
主な常時無料サービス
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Microsoft Entra ID (旧称 Azure Active Directory):
- ID管理とアクセス制御サービス。企業の認証基盤として利用可能です。
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Azure App Service:
- Webアプリ、モバイルアプリ、APIアプリの開発・ホスティングサービス。一定の制限内で無料で利用できます。
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Azure Functions:
- サーバーレスコンピューティングサービス。利用量に応じて無料枠内で利用可能。
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Azure Cosmos DB:
- NoSQLデータベースサービス。基本的な操作や小規模なデータストレージに利用できます。
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Azure Virtual Network:
- 仮想ネットワークサービス。インターネットアクセスやリソース間通信を管理できます。
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Azure Batch:
- 大規模な並列処理サービス。大量のデータ処理を実行する場合に使用できます。
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Azure Migrate:
- クラウドへの移行サービス。オンプレミスからAzureへの移行をサポートします。
これらのサービスは、無料枠の範囲内であれば引き続き無料で利用できますが、使用量や機能に制限があるため、制限を超えると課金が発生する点には注意が必要です。
まとめ
Azureの無料枠は、Azureの各種サービスを試すための優れた方法ですが、12ヶ月無料サービスと無料クレジットは、1回限りの利用に制限されています。2回目の利用はできませんので、無料枠が終了した後は、従量課金制に移行するか、Azure for Studentsなどの他の方法を検討する必要があります。また、常時無料サービスを活用すれば、引き続き制限付きで利用可能です。Azureの各種サービスを上手に活用し、コストを管理しながらクラウド技術を学び、活用していきましょう。
関連資料
追加の情報を得るには、以下のリンクを参照してください:
よくある質問
- Q1: Azure 無料枠はどのくらいの期間利用できますか?
- A1: 最初の無料枠は30日間利用できますが、特定のサービスには無期限の無料枠があります。
- Q2: 2回目の無料枠を利用するための条件は何ですか?
- A2: 新たなアカウントを作成し、異なるクレジットカード情報を使用する必要があります。
- Q3: 無料枠を超えた場合、どのように課金されますか?
- A3: 無料枠を超えると、通常の料金が発生します。常に使用状況を監視することが推奨されます。
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