Azure 無料枠 確認:Azureポータルで無料サービスの利用状況を把握する
「Azure 無料枠 確認」と検索するユーザーは、自分がAzureの無料サービスをどれくらい利用しているか、無料枠を超過していないかをチェックしたいと考えていることでしょう。Azureポータルでは、無料アカウントの利用状況を簡単に確認できます。本記事では、Azureポータルで無料サービスの利用状況を確認する方法、表示される情報の見方、そして無料枠を管理するためのポイントについて解説します。
Azureポータルで無料枠を確認する方法
Azureポータルで無料サービスの利用状況を確認する手順は以下の通りです。
1. Azureポータルにサインイン
最初に、Azureアカウントを使用してAzureポータルにサインインします。Azureポータルは、Azureのリソースやサービスを管理するためのウェブベースのダッシュボードです。
- サインインには、Azureアカウントのユーザー名とパスワードを使用します。
2. サブスクリプションの検索
ポータルにサインインしたら、検索バーに「サブスクリプション」と入力し、表示された「サブスクリプション」を選択します。これにより、自分のアカウントに関連付けられたすべてのサブスクリプションが表示されます。
- サブスクリプションとは、Azureのサービスを利用するために必要な契約単位であり、無料アカウントもこのサブスクリプションの一部として管理されています。
3. 無料アカウントのサブスクリプションを選択
無料アカウントにサインアップした際に作成されたサブスクリプションを選択します。通常、このサブスクリプションは「無料試用版」や「無料アカウント」といった名前がつけられています。
- もし複数のサブスクリプションがある場合は、無料アカウントに関連するものを明確に識別して選択しましょう。
4. 無料サービスの利用状況を確認
サブスクリプションのページにアクセスすると、Azureの無料サービスの利用状況が表示されます。ここでは、使用しているリソースやサービスの詳細な利用状況が確認できます。
- 無料アカウントで使用しているサービスの利用状況や残りの無料枠を視覚的に確認できるグラフや表が表示されます。
表示される情報:利用状況と超過の可能性
サブスクリプションページには、以下の重要な情報が表示されます。
1. 支出の割合と予測
これまでに使用したリソースのコストと、今後の予測が表示されます。これにより、月内でどれくらいのリソースを消費しているかを確認できます。
- 支出の割合が100%に近づくと、無料枠の超過が近づいていることを示します。
2. リソースごとのコスト
個々のリソースの使用コストが表示されます。たとえば、仮想マシン、ストレージ、データベースなど、各サービスごとに消費したリソースとコストが表示されます。
- 特定のサービスが予想以上に使用されている場合、ここで早期に気付くことができます。
3. 使用状況別の上位の無料サービス
利用している無料サービスの使用状況が表示されます。「すべての無料サービスを表示」を選択すると、全ての無料サービスの利用状況を確認できます。
- どの無料サービスを多く使用しているのかを把握でき、無駄なリソース使用を防ぐための手助けになります。
4. メーター
サービスの測定単位が表示されます。メーターは、リソース使用量の測定方法や単位を示し、各サービスの消費量に基づいてリソースがどれくらい使用されたかを確認することができます。
5. 使用状況/使用制限
当月の使用状況と無料枠の上限が表示されます。この情報をもとに、どの程度無料枠を消費しているかが分かります。
- 例えば、「750時間/月まで利用可能」という制限に対し、どれだけ時間を消費したかが表示されます。
6. 状態
サービスの使用状況ステータスが表示されます。表示される状態は以下の通りです:
- 未使用: サービスがまだ使用されていないことを示します。
- <日付> に超えました: 使用したリソースが無料枠を超過した場合に表示されます。
- 超える可能性は低い: 現在のペースでは無料枠を超過する可能性が低いことを示します。
- <日付> に超えます: 使用しているサービスが無料枠を超過する予測がされている場合に表示されます。
7. リソース数別の上位の製品
使用している製品リソースの数が多い順に表示されます。たとえば、仮想マシンやストレージの使用量が多い場合、リソースの使用状況がリストアップされます。
- どの製品やサービスが多く使用されているかを視覚的に確認できます。
無料枠の管理:超過を防ぐためのポイント
Azure無料アカウントの無料枠を適切に管理し、超過による課金を防ぐためのポイントは以下の通りです。
1. 定期的な確認
Azureポータルで定期的に無料サービスの利用状況を確認しましょう。特に、月末近くや予算を超過しそうなタイミングでの確認をお勧めします。
2. 使用制限の把握
各サービスの無料枠の上限を把握し、それを超過しないように利用しましょう。無料枠を超過すると、課金が発生するため、必要なリソースのみを使用することが重要です。
3. 不要なリソースの削除
使用していないリソースは削除することで、無料枠の消費を抑えることができます。仮想マシンやストレージなど、不要なリソースを残しておくと、無料枠を無駄に消費する原因になります。
4. アラートの設定 (推奨)
予算とアラートを設定することで、無料枠の超過や予期せぬ課金発生時に通知を受け取ることができます。アラートを設定しておくと、リアルタイムで超過のリスクを管理できます。
5. 無料枠の対象外サービスに注意
無料枠の対象外のサービスを利用すると、無料クレジットが消費されます。特に、無料枠外のリソース(たとえば、ストレージやバックアップサービスなど)に注意しましょう。
- 無料クレジットの残高にも注意を払い、早期に警告を受け取るようにしましょう。
まとめ
Azureポータルで無料サービスの利用状況を確認することで、無料枠の範囲内でAzureを利用できます。定期的な確認と適切なリソース管理を行うことで、意図しない課金を防ぎ、Azure無料アカウントを最大限に活用することができます。
参考リンク
よくある質問(QA)
- Q1: Azureの無料枠はいつまで利用できますか?
- A1: Azureの無料枠は、初回登録時にクレジットが付与された場合、そのクレジットが使用されるまで利用可能です。その後は、各サービスの無料枠に基づいて利用できます。
- Q2: 無料枠を超えた場合、どうなりますか?
- A2: 無料枠を超えた場合は、超過分に対して課金されます。利用状況を定期的に確認することが重要です。
- Q3: 無料枠のサービスはいつでも変更できますか?
- A3: はい、無料枠のサービスは必要に応じて変更できますが、利用可能な無料枠の内容は定期的に確認してください。
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