HTML文書とは?
HTMLは、「Hyper Text Markup Language」の略で、Webページを作成するためのマークアップ言語です。簡単に言うと、HTML文書はWebページの構造と内容を記述した設計図のようなものです。
HTML文書の構造
HTML文書は、テキストファイルで、拡張子は「.html」または「.htm」です。「< >」で囲まれたタグと呼ばれる命令と、タグ以外のテキストで構成されています。
例:シンプルなHTML文書
<h1>こんにちは、世界!</h1>
<p>これは、HTMLのサンプルページです。</p>
上記の例では、以下のような要素が含まれています。
要素 | 説明 | 例 |
<!DOCTYPE html> | HTMLのバージョンを宣言する | <!DOCTYPE html> |
<html> | HTML文書の開始タグ | <html> |
<head> | 文書のメタ情報を記述する | <head> |
<meta charset="UTF-8"> | 文字コードをUTF-8に設定する | <meta charset="UTF-8"> |
<title> | Webページのタイトルを指定する | <title>ページタイトル</title> |
<body> | Webページの本文を記述する | <body> |
<h1> | 見出しレベル1 | <h1>見出し</h1> |
<p> | 段落 | <p>段落の内容</p> |
タグについて
タグは、Webブラウザに表示方法を指示する役割を持っています。例えば、<h1>
タグはテキストを見出しとして表示するよう指示します。
ほとんどのタグは開始タグと終了タグのペアで構成され、終了タグにはスラッシュ「/」が付きます。例えば、<h1>
タグの終了タグは</h1>
となります。
HTML文書の役割
HTML文書は、Webページの骨組みを作る役割を担っています。文章の構造、見出し、段落、画像やリンクの配置などを定義することで、WebブラウザはHTML文書の内容を解釈し、ユーザーにわかりやすく表示することができます。
HTML文書に関するQ&A
Q1: HTML文書を作成するには、特別なソフトが必要ですか?
A1: いいえ、テキストエディタがあれば作成できます。Windowsであれば「メモ帳」、Macであれば「テキストエディット」などが利用できます。
Q2: HTML文書をWeb上に公開するにはどうすればいいですか?
A2: Webサーバーと呼ばれる場所にHTML文書をアップロードする必要があります。多くのレンタルサーバー会社がWebサーバーを提供しています。
Q3: HTMLだけで、魅力的なWebページは作れますか?
A3: HTMLだけでは限界があります。CSSやJavaScriptといった技術と組み合わせることで、より見栄えのする、インタラクティブなWebページを作成することができます。