HTMLの最初の要素について
HTML文書を作成する際、必ず記述する要素がいくつかあります。その中でも、 <html> 要素 はHTML文書の開始を宣言する、最も重要な要素と言えます。
要素の役割
<html> 要素は、その名の通りHTML文書であることをブラウザに伝える役割を担っています。HTML文書の ルート要素 (root element) とも呼ばれ、他のすべての要素はこの <html> 要素の中に記述されます。
要素の記述方法
<html> 要素は開始タグ <html> と終了タグ </html> で囲んで記述します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>ページタイトル</title>
</head>
<body>
<p>これは段落です。</p>
</body>
</html>
上記コード例では、2行目の <html> が開始タグ、最後の が終了タグです。
ポイント:
<html>要素は<head>要素と<body>要素の親要素となります。<head>要素には、ページのタイトルやメタ情報などを記述します。<body>要素には、実際にブラウザに表示されるコンテンツを記述します。
属性
<html> 要素には、主に lang 属性 を指定します。lang属性は、文書内で使用されている言語を指定するものです。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>ページタイトル</title>
</head>
<body>
<p>これは段落です。</p>
</body>
</html>
上記コード例では、lang属性に "ja" を指定することで、このHTML文書が日本語で書かれていることを示しています。
HTMLに関するQ&A
Q1: lang属性は必ず指定する必要がありますか？
A1: lang属性は必須ではありませんが、指定することで、スクリーンリーダーなどの支援技術が適切な言語でコンテンツを読み上げることができるようになり、アクセシビリティの向上が期待できます。