HTML グローバル属性

HTMLの全局属性とは、ほとんどのHTML要素に適用できる属性を指します。これらの属性は、要素の外観や動作を制御するために使用されます。以下に代表的なHTML全局属性について説明します。

New : HTML5 の新しい属性

HTML5において、新たに追加された有用な全局属性がいくつかあります。これにより、ウェブページのインタラクションやアクセシビリティが向上しました。

属性	説明
accesskey	設定したキーを押すことで、要素に直接アクセスできるようにする。
class	要素のクラス名（classname）を指定する。
contenteditable New	要素の内容を編集可能にする。
contextmenu New	要素を右クリックしたときに表示されるコンテキストメニューを指定する。
data-* New	ページにカスタムデータを保存するために使用される属性。
dir	要素のテキスト方向を指定する。
draggable New	要素をドラッグ可能にするかどうかを指定する。
dropzone New	データをコピー、移動、またはリンクするかどうかを指定する。
hidden New	要素を非表示にする。
id	要素の一意のIDを指定する。
lang	要素内の内容の言語コードを設定する。
spellcheck New	要素内の内容のスペルチェックをするかどうかを指定する。
style	要素のインラインスタイル（inline style）を指定する。
tabindex	タブキーによる要素間の移動順序を指定する。
title	要素の追加情報を指定し、ツールチップに表示される。
translate New	ページ読み込み時に要素の値を翻訳するかどうかを指定する。

以下はいくつかのHTML全局属性の使用例です。

 <button accesskey="s">保存</button>

        <div class="my-class">
            これはクラス属性の例です。
        </div>

        <div data-user-id="12345">
            ユーザーIDを保持するカスタムデータ属性の例です。
        </div>

A1: 全局属性は、ほとんどのHTML要素に適用できる属性で、要素の外観や動作を制御するために使用されます。

A2: HTML5で新たに追加された全局属性には、contenteditable、contextmenu、data-*、draggable、dropzone、hidden、spellcheck、translateなどがあります。

A3: accesskey属性を使用すると、設定されたキーを押すことで、特定の要素にキーボードショートカットで直接アクセスできるようになります。