HTML Commandタグについて
Commandタグの定義と使用説明
CommandタグはHTML5で導入された要素で、ユーザーが実行できるコマンド(メニュー項目、ボタン、チェックボックスなど)を定義します。通常、メニューやコンテキストメニューの一部として使用されます。
ブラウザのサポート状況
Commandタグのサポートはブラウザごとに異なります。以下の表は2023年時点での一般的なブラウザのサポート状況を示しています。
ブラウザ | サポート状況 |
---|---|
Google Chrome | 未サポート |
Mozilla Firefox | 未サポート |
Safari | 未サポート |
Microsoft Edge | 未サポート |
Commandタグの属性
Commandタグは以下の属性をサポートします:
type
: コマンドの種類を指定します。値はcommand
,checkbox
,radio
のいずれかです。label
: コマンドの表示ラベルを指定します。disabled
: コマンドが無効であることを示します。checked
: コマンドがチェックされているかどうかを示します(checkbox
またはradio
タイプの場合)。radiogroup
: ラジオボタンのグループ名を指定します(radio
タイプの場合)。icon
: コマンドに関連付けられるアイコンのURLを指定します。
Commandタグのイベント
Commandタグでは以下のイベントがサポートされます:
click
: コマンドがクリックされた時に発生します。
コード例
以下では、command
タグを使ってシンプルなメニューを作成する例を示します。
<menu>
<command label="コピー" icon="copy_icon.png">
</command>
<command type="checkbox" label="チェックボックス">
</command>
<command type="radio" label="ラジオ1" radiogroup="group1"></command>
<command type="radio" label="ラジオ2" radiogroup="group1"></command>
</menu>
関連QA
以下はCommandタグに関するよくある質問です。
Q1: Commandタグは現在のHTMLバージョンで使用できますか?
A1: いいえ、CommandタグはHTML5で導入されましたが、現在の主要なブラウザでは未サポートです。
Q2: Commandタグの代替として何を使えますか?
A2: メニュー項目を作成する場合は、<button>
タグや<input type="checkbox">
、<input type="radio">
などの標準タグを使用できます。
Q3: Commandタグのtype
属性にはどのような値が設定できますか?
A3: Commandタグのtype
属性には command
, checkbox
, radio
のいずれかの値が設定できます。