HTML rpタグについて
rpタグの定義と使用説明
HTML <rp>
タグは、ルビ(ふりがな)のテキストを囲む際に使用される補助タグです。具体的には、ルビがサポートされていない場合に備えて、丸カッコ等のルビテキストを表示するために使用されます。通常、<ruby>
タグを使ってルビを表す際に、<rt>
タグとともに使用され、ルビを囲む括弧等を指定します。
ブラウザのサポート程度
以下の表は主要なブラウザにおける <rp>
タグのサポート状況を示しています。
ブラウザ | サポート状況 |
---|---|
Google Chrome | サポートあり |
Mozilla Firefox | サポートあり |
Safari | サポートあり |
Microsoft Edge | サポートあり |
Internet Explorer | サポートあり(IE 10以降) |
対応する属性とイベント
<rp>
タグにはグローバル属性が対応しており、イベント属性も通常通り使用できます。ただし、特別な属性やイベントはありません。
コード例
以下は <rp>
タグの使用例です。
<ruby>
漢字<rp>(</rp><rt>かんじ</rt><rp>)</rp>
</ruby>
上記の例では、「漢字」に対してふりがな「かんじ」を読み仮名として表示しています。ブラウザが <rt>
タグをサポートしない場合でも、<rp>
タグによって「(かんじ)」と表示されます。
関連QA
Q: <rp>
タグは必ず使うべきですか?
A: <rp>
タグは必須ではありませんが、非対応のブラウザで正しく表示されることを確実にするために使用を推奨します。
Q: 詳細なスタイリングは可能ですか?
A: <rp>
タグ自体にスタイルを追加することも可能ですが、通常は<ruby>
や <rt>
タグ全体に対してスタイリングすることが一般的です。
Q: どの文書タイプで使えますか?
A: HTML5 以降のすべての文書タイプで使用できます。