jquery セレクタ 複数条件

jQuery セレクタ複数条件指定 完全マスターガイド

jQueryで要素を効率よく選択するために、複数条件を組み合わせたセレクタの使い方を徹底解説!属性、コンテンツ、状態などを駆使して、ピンポイントで目的の要素を取得する方法を、豊富な実例を交えてわかりやすく紹介します。

複数条件指定の基本

  • 複数のセレクタを組み合わせる

    • セレクタ1セレクタ2: セレクタ1とセレクタ2の両方に一致する要素を選択
    • 例:div.active: div 要素かつ active クラスを持つ要素を選択
  • 子孫要素の選択

    • 祖先 セレクタ 子孫: 祖先要素内のすべての子孫要素から条件に一致する要素を選択
    • 例:ul li: ul 要素内のすべての li 要素を選択
  • 直接の子要素の選択

    • 親要素 > 子要素: 親要素の直接の子要素のみを選択
    • 例:div > p: div 要素の直接の子要素である p 要素のみを選択

属性による絞り込み

  • 属性値の一致

    • [属性名="属性値"]: 指定した属性名と属性値を持つ要素を選択
    • 例: input[type="text"]: type 属性が "text" である input 要素を選択
  • 属性値の部分一致

    • [属性名*="部分一致文字列"]: 属性値に指定した文字列を含む要素を選択
    • 例:a[href*="example"]: href 属性に "example" を含む a 要素を選択
  • 複数の属性条件

    • [属性名1="属性値1"][属性名2="属性値2"]: 複数の属性条件を満たす要素を選択
    • 例:input[type="checkbox"][checked]: type 属性が "checkbox" であり、checked 属性を持つ input 要素を選択

コンテンツによる絞り込み

  • 特定のテキストを含む要素

    • :contains("テキスト"): 指定したテキストを含む要素を選択
    • 例:p:contains("重要"): "重要" というテキストを含む p 要素を選択

状態による絞り込み

  • 特定の状態にある要素

    • :状態: 特定の状態(例::checked, :disabled, :first-child など)にある要素を選択
    • 例:input:checked: チェックされている input 要素を選択

より複雑な条件指定

  • find() メソッド

    • 既に取得したjQueryオブジェクトに対して、さらにセレクタを使って絞り込みを行う
    • 例:
      $("ul").find("li.active")
      : すべての ul 要素の中から、active クラスを持つ li 要素を選択
  • filter() メソッド

    • 関数を使って、より複雑な条件で要素を絞り込む
    • 例:
      $("li").filter(function() { return $(this).text().length > 10; })
      : テキストの長さが10文字以上の li 要素を選択

まとめ

jQueryのセレクタは、単一の条件だけでなく、複数条件を組み合わせることで、より柔軟かつ的確に要素を選択することができます。本記事で紹介したテクニックを活用して、効率的なWebサイト構築を目指しましょう。

参考資料

jQuery セレクタ複数条件指定に関するQ&A

質問 回答
属性セレクタを使って、特定のクラスを持つ要素を除外するにはどうすればよいですか?

:not() セレクタを使用します。例えば、.example クラスを持たない div 要素を選択するには、

$("div:not(.example)")
と記述します。

find() メソッドと filter() メソッドの違いは何ですか?

find() メソッドは、子孫要素から条件に一致する要素を検索するのに対し、filter() メソッドは、既に選択されている要素群の中から条件に一致する要素を絞り込みます。

複数条件指定で、特定の条件をOR条件で指定するにはどうすればよいですか?

複数のセレクタをカンマ , で区切ります。例えば、.active クラスを持つ要素、または :disabled 状態の要素を選択するには、

$(".active, :disabled")
と記述します。

その他の参考記事:jquery 複数 要素