jquery 要素名 取得

jQueryで要素を取得する方法まとめ【初心者向け】

このページでは、jQueryを使ってHTML要素を取得する方法について、要素名、id、class、属性など、様々な条件で絞り込む方法を含めて初心者向けに解説します。サンプルコード付きで分かりやすく説明しますので、jQueryの基本を学びたい方はぜひご一読ください。

要素名で要素を取得する

$( "要素名" ) を使用すると、HTML文書内の指定した要素名のすべての要素を取得できます。


// <p> タグの要素をすべて取得
$( "p" ) 

例えば、上記のコードはページ内のすべての段落要素を取得します。取得した要素の数を確認するには、length プロパティを使用します。


let pCount = $( "p" ).length;
console.log(pCount); // ページ内の<p>要素の数がコンソールに表示される

idで要素を取得する

$( "#id名" ) を使用すると、特定のidを持つ要素を一つだけ取得できます。idはHTML内で一意である必要があるため、この方法で確実に特定の要素を取得できます。


// id="header" の要素を取得
$( "#header" )

classで要素を取得する

$( ".クラス名" ) を使用すると、特定のクラスを持つすべての要素を取得できます。要素が複数のクラスを持っている場合でも、その中のいずれかのクラス名で取得できます。


// class="example" の要素をすべて取得
$( ".example" ) 

属性で要素を取得する

特定の属性を持つ要素を取得するには、以下の方法があります。

記法 説明
$( "[属性名]" ) 指定した属性名を持つ要素をすべて取得します。
$( "[属性名='属性値']" ) 指定した属性名と属性値を持つ要素をすべて取得します。
$( "[属性名*='属性値']" ) 指定した属性名を持ち、属性値に特定の文字列を含む要素をすべて取得します。

以下は、それぞれの方法の例です。


// href 属性を持つすべての要素を取得
$( "[href]" ) 

// type="text" の属性を持つ要素を取得
$( "[type='text']" ) 

// href 属性値に "google" を含む要素を取得
$( "[href*='google']" ) 

階層で要素を取得する

要素の階層構造に基づいて要素を取得するには、以下の方法があります。

記法 説明
$( "親要素 子要素" ) 親要素内のすべての子要素を取得します。
$( "親要素 > 子要素" ) 親要素の直下のすべての子要素を取得します。
$( "要素1 + 要素2" ) 要素1の直後の兄弟要素である要素2を取得します。
$( "要素1 ~ 要素2" ) 要素1の後にあるすべての兄弟要素である要素2を取得します。

以下は、それぞれの方法の例です。


<ul>
  <li>リスト1</li>
  <li>リスト2</li>
</ul>

// <ul> 要素内のすべての <li> 要素を取得
$( "ul li" ) 

// <ul> 要素の直下の <li> 要素のみを取得
$( "ul > li" ) 

// 最初の <li> 要素の直後の <li> 要素を取得
$( "li + li" ) 

// 最初の <li> 要素の後にあるすべての <li> 要素を取得
$( "li ~ li" ) 

その他の取得方法

  • this:現在処理中の要素を取得します。イベントハンドラ内でよく使用されます。
  • $( "要素" ).first():要素の集合の最初の要素を取得します。
  • $( "要素" ).last():要素の集合の最後の要素を取得します。
  • $( "要素" ).eq(n):要素の集合のn番目の要素を取得します(0から始まります)。

まとめ

この記事では、jQueryを使ってHTML要素を取得する様々な方法を紹介しました。これらの方法を組み合わせることで、HTML内の任意の要素をjQueryで操作できるようになります。さらに詳しい情報については、jQueryの公式ドキュメントを参照してください。

QA

  1. Q: idとclassの違いは?

    A: idはHTML内で一意の要素を特定するために使用されます。一方、classは複数の要素に共通のスタイルや動作を適用するために使用されます。

  2. Q: jQueryで要素を取得した後、どのような操作ができますか?

    A: 要素の内容を変更、スタイルを変更、イベントハンドラを追加、アニメーションを追加など、様々な操作ができます。jQueryの豊富なAPIを利用することで、Webページに動的な機能を簡単に実装できます。

  3. Q: jQueryの学習に役立つリソースは?

    A: jQueryの公式ドキュメント、ドットインストール、Progateなどのオンライン学習サイト、書籍など、様々なリソースがあります。自分に合った方法で学習を進めていきましょう。

その他の参考記事:jquery 要素 取得