jQuery ドロップダウンメニュー 画像

画像で魅せる!jQueryドロップダウンメニュー実装ガイド【初心者向け】

本記事では、jQueryを用いて、画像を効果的に使った美しいドロップダウンメニューを作成する方法を、初心者の方向けに分かりやすく解説します。サンプルコードと解説付きで丁寧に説明していきますので、ご自身のWebサイトにも簡単に実装できます。

jQueryで画像付きのおしゃれなプルダウンメニューを実装!gorilla-dropdownの使い方

Webサイトでよく見かけるプルダウンメニュー(セレクトボックス)ですが、デフォルトのデザインでは少し物足りない場合があります。特に、選択肢に画像を追加したり、スタイリッシュな見た目にしたい場合は、工夫が必要です。

そこで今回は、jQueryライブラリ「gorilla-dropdown」を使って、画像付きのおしゃれなプルダウンメニューを簡単に作成する方法をご紹介します。

1. サンプルとサンプルソース

まずは、gorilla-dropdownを使って作成できるプルダウンメニューのサンプルと、そのソースコードを見てみましょう。

1.1 サンプル

表示例

jQuery ドロップダウンメニュー 画像

1.2 サンプルソース

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>gorilla-dropdown デモ</title>
  <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
  <link rel="stylesheet" href="jquery.gorilla-dropdown.css">
  <script src="jquery.gorilla-dropdown.js"></script> 
</head>
<body>

<select id="demo">
  <option value="honda" data-imgsrc="1.png" data-description="The Power of Dreams">Honda</option>
  <option value="mercedes" data-imgsrc="2.png" data-description="Shaped by Sensation">Mercedes</option>
</select>

<script>
  $(function() {
    var options = {
      dropdownHeight: "200px", 
      padding: 20,           
      select: 0,             
      width: 300             
    };
    $('#demo').gorillaDropdown(options);
  });
</script>

</body>
</html>

解説

  • HTMLでは、通常の<select>タグを使って選択肢を記述します。

  • 画像のパスはdata-imgsrc属性に、補足説明はdata-description属性に記述します。

  • JavaScriptでは、gorillaDropdown()関数にオプションを設定してプルダウンメニューを生成します。

2. 公式サイト

gorilla-dropdownのより詳しい情報や最新バージョンは、公式サイトで確認できます。

3. 導入方法

gorilla-dropdownを導入するには、以下の手順に従います。

  1. ライブラリをダウンロード: 公式サイトからライブラリファイルをダウンロードします。

  2. ファイルを配置: ダウンロードしたファイルを解凍し、jquery.gorilla-dropdown.cssjquery.gorilla-dropdown.jsをWebサイトの適切な場所に配置します。

  3. ファイルを読み込む: HTMLファイルに、jQueryとgorilla-dropdownのCSSとJavaScriptファイルを読み込むための<link>タグと<script>タグを追加します。

<link rel="stylesheet" href="jquery.gorilla-dropdown.css">
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
<script src="jquery.gorilla-dropdown.js"></script>

4. 使い方、解説

4.1 HTMLを作成

HTMLでは、<select>タグを使ってプルダウンメニューの選択肢を記述します。

  • 画像のパス: data-imgsrc属性に指定します。

  • 補足説明: data-description属性に指定します。

<select id="myDropdown">
  <option value="option1" data-imgsrc="image1.jpg" data-description="説明1">選択肢1</option>
  <option value="option2" data-imgsrc="image2.jpg" data-description="説明2">選択肢2</option>
  <option value="option3" data-imgsrc="image3.jpg" data-description="説明3">選択肢3</option>
</select>

4.2 JavaScriptを作成

JavaScriptでは、gorillaDropdown()関数を使ってプルダウンメニューを生成します。

  • オプション設定:

    • dropdownHeight: ドロップダウンメニューの高さ

    • padding: ドロップダウンメニュー内のパディング

    • select: 初期表示する選択肢のインデックス番号 (0から始まる)

    • width: ドロップダウンメニューの幅

    • imageLocation: 画像の位置 ("left" または "right")

$(function() {
  var options = {
    dropdownHeight: "250px",
    padding: 15,
    select: 1, 
    width: 200,
    imageLocation: "right"
  };
  $('#myDropdown').gorillaDropdown(options); 
});

5. 選択している値を取得したいとき

現在選択されている値を取得するには、gorillaDropdown("selected")メソッドを使います。

var selectedItem = $('#myDropdown').gorillaDropdown("selected");
console.log(selectedItem.value); // 選択肢のvalue属性値
console.log(selectedItem.text);  // 選択肢のテキスト

6. 注意点

gorilla-dropdownを使うと、見た目はプルダウンメニューですが、内部的には<select>タグではなくなります

そのため、JavaScriptやjQueryで操作する際は、通常の<select>タグに対する操作とは異なる点に注意が必要です。

  • 値の取得: 値を取得するには、gorillaDropdown("selected")メソッドを使用します。

  • form送信: formとしてサーバーにデータを送信する場合は、hiddenなどの<input>タグに値をセットしてからsubmitする必要があります。

  • 初期値: 初期値は、JavaScriptのオプション設定でselectプロパティを使って指定します。

7. サンプル2とサンプルソース2

7.1 サンプル2

表示例

jQuery ドロップダウンメニュー 画像

7.2 サンプルソース2

サンプル1のJavaScriptコードのオプション設定で、imageLocation"right"に変更するだけです。

$(function() {
  var options = {
    // ... (他のオプション)
    imageLocation: "right" 
  };
  $('#myDropdown').gorillaDropdown(options); 
});

gorilla-dropdownを使うことで、簡単に画像付きのおしゃれなプルダウンメニューを作成できます。ぜひ活用して、Webサイトのデザイン性を高めてみてください。

ドロップダウンメニューとは? なぜ画像を使うのか?

ドロップダウンメニューは、Webサイトのナビゲーションにおいて重要な役割を果たします。ユーザーは、メインメニューをクリックまたはホバーすることで、隠されたサブメニューにアクセスできます。これにより、ページ上のスペースを節約し、すっきりとしたデザインを維持しながら、多くの情報を整理して表示することができます。

画像を使ったドロップダウンメニューは、従来のテキストのみのメニューに比べて、視覚的な魅力とユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

画像を使ったドロップダウンメニューのメリット

  • 視覚的な訴求力向上:美しい画像を使用することで、ユーザーの目を引きつけ、Webサイトの魅力を高めることができます。
  • ユーザーエクスペリエンスの向上:直感的に理解しやすいビジュアル要素を取り入れることで、ユーザーのナビゲーション体験を向上させることができます。
  • ブランドイメージの強化:企業ロゴや商品画像などを効果的に配置することで、ブランドイメージを統一し、ユーザーに強い印象を与えることができます。

具体的な使用例

  • ECサイト:商品カテゴリごとに異なるイメージ画像を使用することで、ユーザーが目的の商品を見つけやすくなる。
  • ポートフォリオサイト:作品画像をドロップダウンメニューに組み込むことで、視覚的に訴求力の高い作品紹介が可能になる。

Q&A

Q1: jQueryを使ったことがないのですが、このメニューを実装できますか?

A1: はい、実装できます。本記事では、jQueryの基本的な使い方から解説していますので、初心者の方でも安心して実装を進めることができます。

Q2: 自分のWebサイトのデザインに合うように、メニューの色やフォントを変更できますか?

A2: はい、変更できます。CSSを編集することで、メニューの色、フォント、サイズなどを自由に変更することができます。

Q3: ドロップダウンメニューに表示する画像を、自分の好きな画像に変更できますか?

A3: はい、変更できます。HTMLとCSSを編集することで、任意の画像を表示することができます。

その他の参考記事:jquery dropdownplain