WordPress できること できないこと
この記事では、WordPressの特性や機能について説明し、WordPressができることやできないことについて詳しく解説します。
ワードプレス(WordPress)は、世界中で広く利用されている無料のCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。ブログやWebサイトを簡単に作成・管理できることから、初心者の方でも気軽に始められます。
しかし、WordPressを始める前に、WordPressでどのようなことができるのか、できないのか、そして利用する際のポイントなどを事前に把握しておくことが重要です。
この記事では、WordPressでできること・できないことを初心者の方向けに分かりやすく解説していきます。WordPressの特徴や機能を理解し、自分に合っているのかどうか判断する材料にしてください。
ワードプレス(WordPress)でできること7選
WordPressは、その豊富な機能と柔軟性から、様々なWebサイトを作成することができます。ここでは、WordPressでできることを7つ紹介し、それぞれの特徴やメリットを詳しく解説していきます。
① 専門知識がない初心者でも気軽に始められる
従来のWebサイト制作では、HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語の知識が必要でした。しかし、WordPressはこれらの専門知識がなくても、直感的な操作でWebサイトを作成することができます。
WordPressでは、記事の執筆や画像の挿入なども、WordやGoogleドキュメントのような感覚で簡単に行えます。そのため、プログラミング初心者の方でも、すぐにWebサイト制作を始められます。
② 自由なカスタマイズでデザイン性の高いサイトが作れる
WordPressでは、「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートを使用することで、Webサイトのデザインを簡単に変更できます。無料・有料のテーマが数多く提供されており、自分の好みに合ったデザインを選ぶことができます。
また、HTMLやCSSの知識があれば、テーマをカスタマイズして、よりオリジナリティのあるWebサイトを作成することも可能です。初心者の方でも、テーマを利用することで、プロがデザインしたような美しいWebサイトを簡単に作ることができます。
③ 管理画面で全ての操作ができる
WordPressは、管理画面からWebサイトに関するあらゆる操作を行うことができます。
管理画面からできる主な操作
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コンテンツの更新(記事の投稿、編集、削除など)
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デザインのカスタマイズ(テーマの変更、ウィジェットの設定など)
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プラグインの管理(インストール、有効化、無効化など)
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ユーザー管理(ユーザーの追加、権限設定など)
WordPressの管理画面は、初心者の方でも直感的に操作できるよう、分かりやすく設計されています。そのため、Webサイトの管理・運営をスムーズに行うことができます。
④ サイト管理を複数人でできる
WordPressでは、複数のユーザーがWebサイトの管理に携わることができます。
ユーザーごとに役割を分担
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管理者:全ての権限を持つ
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編集者:コンテンツの編集、公開、削除など
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執筆者:コンテンツの投稿、編集
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寄稿者:コンテンツの投稿のみ
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購読者:コンテンツの閲覧のみ
このように、ユーザーごとに権限を細かく設定できるため、複数人でWebサイトを運営する場合に便利です。例えば、企業のWebサイトであれば、担当者ごとに役割を分担して、効率的にサイト管理を行うことができます。
⑤ プラグインで作業の効率化ができる
WordPressには、「プラグイン」と呼ばれる拡張機能が数多く存在します。プラグインを導入することで、Webサイトに様々な機能を追加したり、作業を効率化したりすることができます。
プラグインの例
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サイト高速化機能: Webサイトの表示速度を向上させる
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セキュリティ対策機能: Webサイトを不正アクセスから守る
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お問い合わせフォーム機能: 簡単に問い合わせフォームを設置する
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SEO対策機能: 検索エンジン最適化(SEO)を支援する
プラグインは、WordPressの管理画面から簡単にインストール・有効化できます。プログラミングの知識がなくても、様々な機能をWebサイトに追加できるのが魅力です。
⑥ SEO対策を簡単にできる
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンでWebサイトを上位表示させるための対策のことです。WordPressは、SEOに強く、検索エンジンに好まれやすい構造になっています。
WordPressのSEO対策機能
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パーマリンク設定:URLを自由に設定できる
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メタディスクリプション設定:検索結果に表示される説明文を設定できる
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XMLサイトマップ自動生成:検索エンジンにWebサイトの構造を伝える
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SEO対策プラグイン:より高度なSEO対策が可能
これらの機能により、WordPressで作成したWebサイトは、検索エンジンで上位表示されやすく、多くのユーザーにアクセスしてもらいやすくなります。
⑦ 自動アップデートができる
WordPressは、セキュリティ対策や機能改善のため、定期的にアップデートが行われます。WordPress本体だけでなく、テーマやプラグインも自動でアップデートされるため、常に最新の状態でWebサイトを運営することができます。
ワードプレス(WordPress)でできないこと4選
WordPressは非常に便利なCMSですが、できないこともあります。ここでは、WordPressでできないことを4つ紹介し、それぞれの注意点や代替案について解説していきます。
① 細かいカスタマイズができない場合がある
WordPressでは、テーマを使ってWebサイトのデザインをカスタマイズできますが、テーマによってはカスタマイズできる範囲が限られている場合があります。
例えば、ヘッダーやフッターの位置、サイドバーの配置などが固定されているテーマもあります。そのため、細部までこだわったデザインを実現したい場合は、HTMLやCSSの知識が必要となる場合や、より自由度の高いテーマを選ぶ必要があるでしょう。
② 好みのデザインテンプレートが見つからない場合がある
WordPressには数多くのテーマが提供されていますが、それでも自分の好みに完全に合致するテーマが見つからない場合があります。
特に、企業のコーポレートサイトなど、独自性の高いデザインを求められる場合は、テーマをカスタマイズするだけでは対応できないことがあります。このような場合は、Webデザイナーに依頼してオリジナルのテーマを作成してもらう必要があるでしょう。
③ アプリ制作には対応していない
WordPressは、Webサイト制作のためのCMSであり、アプリ制作には対応していません。
スマホアプリを制作したい場合は、SwiftやKotlinなどのプログラミング言語を使って、iOSアプリやAndroidアプリを開発する必要があります。
④ ある程度のコストがかかる
WordPress自体は無料で利用できますが、Webサイトを公開するには、レンタルサーバーとドメインを取得する必要があります。
レンタルサーバーは、Webサイトのデータを保管するためのスペースを提供するサービスです。ドメインは、Webサイトのアドレスとなるものです。
レンタルサーバーとドメインの費用は、年間数千円から数万円程度です。WordPressを利用する際には、これらの費用が発生することを理解しておく必要があります。
ワードプレス(WordPress)の利用ポイント4つ
WordPressを利用する際には、いくつかのポイントを押さえておくことで、より安全かつ快適にWebサイトを運営できます。ここでは、WordPressを利用する際の4つのポイントを紹介します。
① データはこまめにバックアップする
WordPressで作成したWebサイトのデータは、サーバー上に保存されています。サーバーにトラブルが発生した場合、データが消失する可能性があります。
そのため、Webサイトのデータはこまめにバックアップしておくことが重要です。WordPressには、バックアップ用のプラグインも多数提供されています。
バックアップ対象データ
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記事
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画像
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テーマ(デザイン)
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プラグイン
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カスタマイズしたWordPress本体
② サイトの表示速度を最適化する
Webサイトの表示速度は、ユーザーエクスペリエンス(UX)に大きく影響します。表示速度が遅いと、ユーザーはWebサイトから離れてしまう可能性があります。
また、Googleなどの検索エンジンは、表示速度の速いWebサイトを高く評価する傾向があります。そのため、SEO対策の観点からも、表示速度の最適化は重要です。
表示速度を最適化する方法
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画像を軽量化する
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キャッシュプラグインを導入する
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不要なプラグインを削除する
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CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を利用する
③ SEO対策を怠らない
WordPressはSEOに強いCMSですが、SEO対策を全く行わないと、検索エンジンで上位表示されることは難しいでしょう。
SEO対策の基本
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キーワード調査:ターゲットとするキーワードを調査する
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コンテンツSEO:質の高いコンテンツを作成する
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内部対策:Webサイトの構造を最適化する
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外部対策:他のWebサイトからリンクを獲得する
④ セキュリティ対策は必須
WordPressは世界中で広く利用されているため、ハッカーの標的となることも少なくありません。Webサイトを不正アクセスから守るために、セキュリティ対策は必須です。
セキュリティ対策の基本
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WordPress本体、テーマ、プラグインを最新の状態に保つ
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複雑なパスワードを設定する
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セキュリティプラグインを導入する
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不正ログイン対策を行う
ワードプレス(WordPress)に関する依頼は「びるどる」がおすすめ
WordPressの導入やカスタマイズ、運用などで困ったことがあった場合は、「びるどる」のようなWordPress専門のサービスに依頼することを検討してみましょう。
「びるどる」の特徴
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顧客満足度97.5%
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制作会社ではなく個人への依頼となるため、制作費を抑えられる
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プロの手によってハイクオリティな仕上がりが実現
WordPressのサイト開設、テーマのカスタマイズ、エラー解消など、様々な依頼に対応しています。初心者の方でも安心してWordPressを利用できるよう、サポート体制も充実しています。
まとめ~WordPressなら初心者でもオリジナルサイトが簡単に制作できる~
この記事では、WordPressでできること・できないこと、そして利用する際のポイントについて解説しました。
WordPressは、初心者の方でも簡単にオリジナルサイトを作成できる強力なツールです。しかし、できないことや注意点も存在します。WordPressを導入する際には、メリットとデメリットの両方を理解した上で、慎重に判断することが重要です。
WordPressを利用する際は、こまめなバックアップ、サイト表示速度の最適化、SEO対策、セキュリティ対策といったポイントを意識することで、より安全かつ快適にWebサイトを運営できます。
WordPressの導入やカスタマイズで困ったことがあれば、「びるどる」のような専門サービスに相談してみるのも良いでしょう。
この記事が、WordPressを始める方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
WordPressの特徴
WordPressはオープンソースのCMSであり、ユーザーが簡単にコンテンツを作成・管理できるように設計されています。多彩なテーマとプラグインによって、さまざまなニーズに応じたウェブサイトを構築できます。
参考文献
Q&A
- Q1: WordPressは無料ですか?
- A1: はい、WordPress自体は無料でダウンロードして使用できますが、ホスティングや有料テーマ・プラグインにはコストがかかります。
- Q2: WordPressを使ってeコマースサイトを作ることはできますか?
- A2: はい、WooCommerceなどのプラグインを使うことで、簡単にeコマースサイトを構築できます。
- Q3: 高度なカスタマイズは可能ですか?
- A3: 可能ですが、PHPやJavaScriptなどのプログラミング知識が必要です。
その他の参考記事:wordpress プログラミング