Bootstrap3のインストール方法
Bootstrapは、WebサイトやWebアプリケーションを簡単に作成するための、世界的に人気なフロントエンドフレームワークです。レスポンシブデザインに対応したグリッドシステムや、洗練されたUIコンポーネントが数多く用意されており、初心者から上級者まで幅広く利用されています。この記事では、Bootstrap3を自分のプロジェクトにインストールする方法について詳しく解説します。
Bootstrap3のインストール
Bootstrap3を利用するには、以下の2つの方法があります。
- CDN経由で読み込む方法
- ファイルをダウンロードして読み込む方法
それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
1. CDN経由で読み込む方法
CDN経由で読み込む方法は、最も簡単にBootstrap3を利用できる方法です。CDNとは、Content Delivery Networkの略で、世界中にサーバーを配置し、コンテンツを高速に配信するサービスです。Bootstrap3は、BootstrapCDNやcdnjsといったCDNで提供されています。
CDN経由でBootstrap3を読み込むには、以下のコードをHTMLファイルの
タグ内に記述します。<link rel="stylesheet" href="https://maxcdn.bootstrapcdn.com/bootstrap/3.4.1/css/bootstrap.min.css">
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js"></script>
<script src="https://maxcdn.bootstrapcdn.com/bootstrap/3.4.1/js/bootstrap.min.js"></script>
上記コードは、Bootstrap3のCSSとJavaScriptファイルを読み込むためのコードです。JavaScriptファイルを読み込む前に、jQueryを読み込む必要がある点に注意してください。
CDN経由で読み込むメリット
- インストールが不要で、すぐに利用できる
- CDNのサーバーから配信されるため、Webサイトの表示速度が向上する可能性がある
- 多くのユーザーが利用しているため、キャッシュが効きやすい
CDN経由で読み込むデメリット
- インターネット接続がない環境では利用できない
- CDNのサービスが停止した場合、Webサイトが表示されなくなる可能性がある
2. ファイルをダウンロードして読み込む方法
ファイルをダウンロードして読み込む方法は、CDN経由で読み込む方法と比べて、インストールの手間がかかりますが、インターネット接続がない環境でも利用できるというメリットがあります。
ファイルをダウンロードして読み込むには、以下の手順を行います。
- Bootstrapの公式サイト(https://getbootstrap.com/)にアクセスし、"Download Bootstrap"ボタンをクリックして、zipファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたzipファイルを展開します。
- 展開したフォルダの中から、"css"フォルダと"js"フォルダを、自分のプロジェクトの適切な場所に配置します。
- HTMLファイルから、配置したCSSとJSファイルを読み込みます。
以下は、ダウンロードしたBootstrap3のファイルを読み込むHTMLファイルの例です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Bootstrap3のインストール</title>
<link rel="stylesheet" href="css/bootstrap.min.css">
</head>
<body>
<script src="js/bootstrap.min.js"></script>
</body>
</html>
ファイルをダウンロードして読み込むメリット
- インターネット接続がない環境でも利用できる
- Bootstrapのバージョンを自由に選択できる
ファイルをダウンロードして読み込むデメリット
- インストールの手間がかかる
- ファイルの更新を手動で行う必要がある
Bootstrap3のファイル構成
ダウンロードしたzipファイルを展開すると、以下の様なファイル構造になっています。
フォルダ/ファイル名 | 説明 |
---|---|
css/ | BootstrapのCSSファイルが格納されています。 |
js/ | BootstrapのJavaScriptファイルが格納されています。 |
fonts/ | Bootstrapで利用されるフォントファイルが格納されています。 |
まとめ
この記事では、Bootstrap3のインストール方法について解説しました。CDN経由で読み込む方法とファイルをダウンロードして読み込む方法の2つの方法を紹介し、それぞれのメリットとデメリットを説明しました。また、Bootstrap3のファイル構成についても簡単に触れました。この記事が、Bootstrap3を始めるにあたって参考になれば幸いです。
参考文献
関連QA
- Q1. Bootstrap4以降のバージョンは利用できますか?
- A1. はい、利用できます。Bootstrap4以降のインストール方法は、Bootstrap3とは異なりますので、公式ドキュメントをご確認ください。
- Q2. Bootstrapのカスタマイズ方法は?
- A2. Bootstrapは、変数やミックスインを利用して、簡単にカスタマイズすることができます。詳細については、公式ドキュメントをご確認ください。
- Q3. Bootstrapの学習リソースは?
- A3. 公式サイトのドキュメントや、オンライン学習サイト、書籍など、様々な学習リソースがあります。
その他の参考記事:bootstrap min css 3.3 7 download