CSSコメントの書き方
CSSでコメントアウトをする際、HTMLのように専用のタグは存在しません。その代わりに、「/*
」と「*/
」で囲むことで、その範囲をコメントとして扱うことができます。この記法は、CSSの仕様策定当初から存在し、現在でも広く利用されています。
基本的な記述方法
CSSのコメントは、以下の構文で記述します。
/* コメントの内容 */
コメントは複数行に渡って記述することも可能です。例えば、以下のように記述します。
/*
複数行に渡るコメント
これはコメントです。
これはコメントです。
*/
コメントアウトの例
例えば、「header h1」の要素のみに対して、スタイルを一時的に無効化したい場合、以下のように記述します。
/*
header h1 {
font-size: 24px;
color: #333;
}
*/
上記の例では、「header h1」の要素に対するスタイルがコメントアウトされているため、これらのスタイルは適用されません。
コメントの用途
CSSのコメントは、以下のような目的で利用されます。
目的 | 説明 |
---|---|
コードの説明 | CSSのコードを理解しやすくするために、コメントで説明を加えることができます。 |
デバッグ | 特定のCSSコードを一時的に無効化して、問題の原因を特定する際に役立ちます。 |
バージョン管理 | コードの変更履歴を残すために、コメントで変更内容を記録することができます。 |
注意点
CSSのコメントは、HTMLに表示されることはありませんが、ブラウザはCSSファイルを読み込む際にコメントも読み込みます。そのため、大量のコメントを含むCSSファイルは、ページの読み込み速度に影響を与える可能性があります。パフォーマンスを考慮し、必要最低限のコメントに留めるように心がけましょう。
参考文献
Q&A
Q1: コメントの中にコメントを入れられますか?
A1: いいえ、CSSではコメントの中にコメントを入れることはできません。ネストされたコメントはエラーになります。
Q2: コメントアウトはどのような場面で役立ちますか?
A2: コメントアウトは、特定のスタイルを一時的に無効化して動作を確認したい場合や、コードの説明を記述したい場合などに役立ちます。
Q3: コメントはSEOに影響しますか?
A3: コメント自体はSEOに直接影響しませんが、コメントによってコードの可読性が向上し、開発効率が向上することで、間接的にSEOに良い影響を与える可能性があります。
その他の参考記事:q1.【 2 】(cascading style sheets)は、h1 { background: blue; } のように書くことで文章を装飾できる。