GCP無料枠 e2-microでタダサーバー構築に挑戦!
GCP(Google Cloud Platform)の永久無料枠(Always Free)を利用して、無料でサーバーを構築する方法を紹介します。e2-microインスタンスは無料枠内で利用でき、学習目的や軽い利用であれば十分な性能を発揮します。本記事では、無料枠e2-microインスタンスでサーバーを立ち上げ、運用する際の手順と注意点を詳しく解説します。
GCP無料枠 e2-microでできること
- 性能と構成: アメリカの指定リージョンにおいて、2vCPU、1GB RAM、最大30GBのストレージを無料で利用できます。学習用途や軽いサーバー運用に適しています。
- クレジットカード登録: クレジットカード登録が必要ですが、無料枠内であれば費用は発生しません。
- 無料クレジット: 新規登録時に$300分の無料クレジットが付与され(90日間有効)、これを使ってさまざまなサービスを試すことができます。
- 外部公開: 独自ドメインを取得すれば、サーバーを外部に公開することができます。
- 固定IP: 無料で固定グローバルIPを取得可能ですが、未使用時でも課金対象になるため注意が必要です。
GCP無料枠 e2-micro利用時の注意点
- 料金体系の理解: GCPの料金体系は非常に複雑です。無料枠の範囲や制限をよく理解し、それに従って利用することが重要です。
- 自己責任: 本記事は参考情報として利用してください。最終的な判断や設定は自己責任で行うようにしましょう。
GCP無料枠 e2-microサーバー構築手順
1. GCPアカウントの新規登録
GoogleアカウントとSMSを受信できる電話番号を用意し、GCPに新規登録します。登録時にはクレジットカードの情報も必要です。
2. 新規プロジェクトの作成
GCPのサービスはプロジェクトに紐づけて管理されます。VMインスタンスを作成する前に、新しいプロジェクトを作成し、プロジェクト名と組織を指定します。
3. VMインスタンスの作成
- VMインスタンス作成: GCPコンソールの検索バーに「vm」と入力し、「VMインスタンス」を選択します。Compute Engine APIを有効化します。
- リージョン選択: リージョンは「us-west1(オレゴン)」など、アメリカのリージョンを選択します。日本からアクセスする場合は、速度面を考慮してus-west1を選ぶのが無難です。
- マシンタイプ: 「e2-micro」を選択し、無料枠内で利用可能なインスタンスを選びます。
- ブートディスク: 標準永続ディスクを選択し、容量は最大30GBまで設定できます。OSとしては、Debian、Ubuntu、CentOSなどから選べます。Windowsは有料です。
- ファイアウォール: HTTP、HTTPSトラフィックを許可する設定を追加します。
- 外部IP: 「ネットワークインターフェース」セクションで、固定グローバルIPを取得するために「IPアドレスを作成」を選択します。
最後に、「作成」ボタンをクリックしてインスタンスを作成します。
GCP無料枠 e2-microサーバー構築後の確認
サーバー構築後、数日経ってからGCPの課金レポートを確認し、意図しない課金が発生していないかをチェックします。
課金が発生している場合の確認事項
- 固定グローバルIPアドレス: 不要な固定IPアドレスが予約されていないか確認し、未使用の場合は速やかに解放しましょう。固定IPは未使用でも課金対象となります。
- 請求先アカウント: 無料トライアルのクレジットが適用されているかを確認します。必要であれば、プロジェクトの請求先アカウントを無料クレジットが付与されたアカウントに変更します。
まとめ
GCPの無料枠e2-microインスタンスを利用すれば、手軽に無料でサーバーを構築できます。本記事で紹介した手順と注意点を参考に、GCPの無料サーバーを体験してみてください。しかし、無料枠の範囲や料金体系をしっかり理解し、意図しない課金が発生しないよう注意を払いましょう。
参考文献
GCPの詳細や最新情報については、以下のリンクを参照してください:
よくある質問(QA)
- Q1: e2-microインスタンスはどのような用途に適していますか?
- A1: e2-microインスタンスは、開発、テスト、小規模なプロダクション環境などに適しています。
- Q2: 無料枠はどのように利用できますか?
- A2: GCPアカウントを作成し、指定の無料枠内でサービスを利用することで、コストをかけずに様々な機能を試すことができます。
- Q3: 無料枠を超えた場合、料金は発生しますか?
- A3: はい、無料枠を超えた場合は、GCPの通常料金が適用されるため注意が必要です。
その他の参考記事:gcp 無料 枠