Jquery.qrcode.jsで日本語QRコードを簡単作成!設定とサンプルコードを紹介
この記事では、jQueryプラグイン「jquery.qrcode.js」を使って、日本語を含むQRコードを簡単に作成する方法を解説します。基本的な使い方から、文字コードの指定、エラー訂正レベルの設定など、実用的な情報も交えながら、サンプルコードと合わせて分かりやすく説明します。
jquery.qrcode.jsとは?
- QRコードを生成するためのjQueryプラグイン
- JavaScriptだけでQRコードを生成できる
- 軽量で使いやすい
jquery.qrcode.jsの基本的な使い方
- jquery.qrcode.jsのダウンロードとHTMLへの読み込み方法
<div>
要素へのQRコードの生成qrcode()
メソッドの基本的な引数(テキストデータ)
1. jquery.qrcode.jsのダウンロードとHTMLへの読み込み
jquery.qrcode.jsは下記のGitHubリポジトリからダウンロードできます。 https://github.com/jeromeetienne/jquery-qrcode ダウンロードしたjquery.qrcode.jsをHTMLファイルと同じディレクトリに置き、jQueryと一緒に読み込みます。
<html>
<head>
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js"></script>
<script src="jquery.qrcode.min.js"></script>
</head>
<body>
<!-- QRコードを表示する領域 -->
<div id="qrcode"></div>
<script>
// ここにQRコード生成のJavaScriptコードを書きます
</script>
</body>
</html>
2. <div>
要素へのQRコードの生成
QRコードを表示したい場所に<div>
要素を配置し、IDを指定します。ここでは、IDを"qrcode"としています。
<div id="qrcode"></div>
3. qrcode()
メソッドの基本的な引数(テキストデータ)
jQueryを読み込んだ後、qrcode()
メソッドを使ってQRコードを生成します。
qrcode()
メソッドには、QRコードに変換したいテキストデータを引数として渡します。
<script>
$(function() {
$('#qrcode').qrcode("https://www.example.com");
});
</script>
このコードを実行すると、"https://www.example.com"というテキストデータを含むQRコードが、ID "qrcode" の<div>
要素内に生成されます。
日本語QRコードを作成する際の注意点
日本語を含むQRコードを作成する場合は、文字化けを防ぐために文字コードをUTF-8に指定する必要があります。1. 文字化けを防ぐための文字コード指定(utf8)
qrcode()
メソッドにテキストデータを渡す際に、text
オプションを使用し、文字コードを"utf8"と指定します。
$('#qrcode').qrcode({
text: 'こんにちは、世界!',
encoding: 'utf8'
});
2. render()
メソッドを使用する場合の文字コード指定
render()
メソッドを使用する場合も同様に、text
オプションで文字コードを指定します。
$('#qrcode').qrcode({
render: 'canvas',
text: 'こんにちは、世界!',
encoding: 'utf8'
});
QRコードのエラー訂正レベルを設定する
QRコードには、エラー訂正レベルというものが存在します。これは、QRコードの一部が汚れたり破損した場合でも、正しく読み取れるようにするための機能です。 エラー訂正レベルは、低い方から順に「L」「M」「Q」「H」の4段階があり、レベルが高いほど多くの情報を復元できます。 | エラー訂正レベル | 復元率 | 説明 | |---|---|---| | L | 約7% | データが少ない場合や、多少の汚れは気にしない場合に適しています。 | | M | 約15% | 標準的なエラー訂正レベルです。一般的な用途に適しています。 | | Q | 約25% | 比較的高いエラー訂正レベルです。汚れや破損が心配な場合に適しています。 | | H | 約30% | 最も高いエラー訂正レベルです。汚れや破損の可能性が高い場合に適しています。 |`ecLevel`オプションでエラー訂正レベルを設定する方法
qrcode()
メソッドのecLevel
オプションに、希望するエラー訂正レベルを指定します。
$('#qrcode').qrcode({
text: 'こんにちは、世界!',
encoding: 'utf8',
ecLevel: 'H' // エラー訂正レベルをHに設定
});
jquery.qrcode.jsのその他のオプション
jquery.qrcode.jsには、上記以外にも様々なオプションが用意されています。- QRコードのバージョンを指定する
version
- QRコードのサイズを指定する
size
- QRコードの色を指定する
fill
とbackground
サンプルコード
日本語を含むQRコードを生成する具体的なコード例
<div id="qrcode"></div>
<script>
$(function() {
$('#qrcode').qrcode({
text: 'QRコードで日本語を表示します。',
encoding: 'utf8',
ecLevel: 'M',
size: 200,
fill: '#000000',
background: '#ffffff'
});
});
</script>
まとめ
jquery.qrcode.jsを使うことで、簡単に日本語QRコードを作成することができます。エラー訂正レベルやサイズなどを調整して、用途に合わせたQRコードを作成しましょう。参考文献
* jquery.qrcode.js GitHubリポジトリ: https://github.com/jeromeetienne/jquery-qrcodeこの記事に関するQ&A
Q1: jquery.qrcode.jsは無料で使用できますか?
A1: はい、jquery.qrcode.jsはMITライセンスで提供されており、無料で使用できます。
Q2: QRコードに画像を含めることはできますか?
A2: いいえ、jquery.qrcode.jsでは、QRコードに画像を含めることはできません。QRコードに画像を含めたい場合は、別のライブラリを使用する必要があります。
Q3: 生成したQRコードを画像ファイルとして保存できますか?
A3: jquery.qrcode.js単体では、QRコードを画像ファイルとして保存する機能は提供されていません。ただし、生成されたQRコードをcanvas要素として取得し、別のJavaScriptライブラリを使用して画像ファイルとして保存することは可能です。
その他の参考記事:jquery qrcode