HTMLのタグ:サイズ指定について徹底解説
本記事では、HTMLのタグを使用してテキストにイタリック体をかける方法と、特にサイズ指定について詳しく解説していきます。タグはテキストの表現を豊かにするために役立ちますが、サイズ指定に関しては、現代のWeb制作において推奨されない方法も存在します。適切な方法を理解し、あなたのWebページに最適なイタリック体の表現を実現しましょう。
タグとは?
タグは、テキストをイタリック体(斜体)で表示するためのHTMLタグです。視覚的にテキストを強調したり、書籍のタイトル、技術用語、外国語表現などを表す場合に用いられます。タグはインライン要素であるため、文章の途中で使用しても、改行されません。
タグの使用例
<p>これは<i>イタリック体</i>のテキストです。</p>
表示結果
これはイタリック体のテキストです。
タグのサイズ指定:推奨されない方法
かつて、タグのサイズ属性を使用して、イタリック体の文字サイズを指定することができました。しかし、この方法はHTML4.01で廃止され、HTML5ではサポートされていません。そのため、現在ではCSSを使用して文字サイズを指定することが推奨されています。
サイズ属性を使用した例(非推奨)
<i size="5">このテキストはサイズ5のイタリック体です。</i>
タグのサイズ指定:推奨される方法
CSSを使用すると、タグで囲まれたテキストのサイズを柔軟に制御できます。font-sizeプロパティを使用し、px, em, rem, %などの単位でサイズを指定できます。
CSSを使用したサイズ指定例
<style>
i {
font-size: 1.2em;
}
</style>
<p>これは<i>少し大きく表示されたイタリック体</i>のテキストです。</p>
タグとemタグの違い
タグと同様にテキストをイタリック体で表示するタグとして、タグが存在します。タグは「強調」を表し、タグは単に「イタリック体」を表します。検索エンジン最適化(SEO)の観点からも、適切なタグを使い分けることが重要です。
タグ | 意味 | 用途 |
---|---|---|
<i> | イタリック体 | 書籍タイトル、技術用語、外国語表現など |
<em> | 強調 | 文脈上重要な単語やフレーズ |
参考資料
- <i>: The Italic Text element - HTML: HyperText Markup Language | MDN (https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/HTML/Element/i)
よくある質問
Q1: タグで囲まれたテキストの色を変更できますか?
A1: はい、CSSのcolorプロパティを使用することで、タグで囲まれたテキストの色を変更できます。
Q2: タグとタグのどちらを使用すべきか迷う場合は?
A2: 基本的に、テキストを強調する場合にはタグを、単にイタリック体で表示する場合にはタグを使用します。意味的に適切なタグを選択することが重要です。
Q3: タグのサイズ属性はなぜ非推奨になったのですか?
A3: HTMLの役割を「文書構造の定義」に限定し、視覚的な表現はCSSに任せるという方針になったためです。これにより、HTMLの記述が簡潔になり、メンテナンス性も向上します。