HTTP メソッド

HTTP 方法：GET と POST の比較

HTTP とは？

ハイパーテキスト転送プロトコル（HTTP）は、クライアントとサーバー間の通信を保証するために設計されたプロトコルです。

HTTP の仕組みは、クライアントとサーバー間のリクエスト・レスポンスプロトコルによって成り立っています。

例えば、ウェブブラウザがクライアントとして動作し、コンピュータ上のネットワークアプリケーションがサーバー側として動作することができます。

例：クライアント（ブラウザ）がサーバーに HTTP リクエストを送信し、サーバーがクライアントにレスポンスを返します。レスポンスにはリクエストの状態情報や要求されたコンテンツが含まれていることがあります。

クライアントとサーバー間でリクエスト・レスポンスを行う際、最もよく使われる方法は GET と POST の2つです。

GET パラメータは URL に表示されますが、POST はフォームを通じて送信され、URL に表示されません。このため、POST の方がより隠蔽性があります。

GET リクエストの URL にはクエリ文字列（名前/値のペア）が含まれて送信されます：

/test/demo_form.php?name1=value1&name2=value2

GET リクエストに関するその他の注記：

POST リクエストの HTTP メッセージボディにクエリ文字列（名前/値のペア）が送信されます：

POST /test/demo_form.php HTTP/1.1
Host: japanitguide.com
name1=value1&name2=value2

POST リクエストに関するその他の注記：

	GET	POST
戻るボタン/リフレッシュ	無害	データが再送信される（ブラウザはユーザーにデータが再送信されることを告知すべきである）。
ブックマーク	ブックマークとして保存可能	ブックマークとして保存不可
キャッシュ	キャッシュ可能	キャッシュ不可
エンコーディングタイプ	application/x-www-form-urlencoded	application/x-www-form-urlencoded 又は multipart/form-data（二進数データのための多重エンコーディング）
履歴	パラメータがブラウザ履歴に保管される	パラメータがブラウザ履歴に保管されない
データ長の制限	あり。GET 方法ではデータが URL に追加されるため、URL の長さに制限（最大長は 2048 文字）がある。	なし
データタイプの制限	ASCII 文字のみ	制限なし。二進数データも許可される。
セキュリティ	POST と比較してセキュリティが低い。送信されるデータが URL の一部だからです。パスワードやその他の機密情報を送信するときは、絶対にGETを使用しないでください。	GET よりもセキュリティが高い。パラメータがブラウザの履歴やウェブサーバーのログに保存されないからです。
可視性	データは URL に表示されるため、誰にでも見える。	データは URL に表示されない。

方法	説明
HEAD	GET と同じですが、HTTP ヘッダーのみを返し、ドキュメントの本体は返しません。
PUT	指定された URI 表示をアップロードします。
DELETE	指定されたリソースを削除します。
OPTIONS	サーバーがサポートしている HTTP メソッドを返します。
CONNECT	リクエスト接続を透過的な TCP/IP チャンネルに変換します。