jEasyUI での選択行データ取得:DataGrid コンポーネントを使いこなす
この記事では、jEasyUI フレームワークの DataGrid コンポーネントを使用して、選択された行のデータを取得する方法について詳しく説明します。一般的なシナリオとコード例を多数使用して、簡単に習得できるようにします。
---1. 単一行の選択データを取得する
シナリオ: DataGrid で 1 行のみを選択できる場合、選択した行のすべてのデータを取得する方法。
<script>
var row = $('#dg').datagrid('getSelected');
if (row) {
alert(row.firstname + ',' + row.lastname + ',' + row.email);
}
</script>
コードの解説:
$('#dg').datagrid('getSelected')
メソッドを使用して、選択した行のデータを取得し、結果を変数row
に格納します。row.プロパティ名
の形式で、選択した行データの各プロパティ値にアクセスします。
2. 複数行の選択データを取得する
シナリオ: DataGrid で複数行を選択できる場合、選択したすべての行のすべてのデータを取得する方法。
<script>
var rows = $('#dg').datagrid('getSelections');
$.each(rows, function(index, row) {
alert(row.firstname + ',' + row.lastname + ',' + row.email);
});
</script>
コードの解説:
$('#dg').datagrid('getSelections')
メソッドを使用して、選択したすべての行の配列を取得し、結果を変数rows
に格納します。$.each
ループを使用してrows
配列を反復処理し、各行のすべてのデータを取得します。
3. 選択行のインデックスを取得する
シナリオ: 他の操作を実行するために、選択した行のインデックス値を取得する必要がある場合があります。
<script>
var index = $('#dg').datagrid('getRowIndex', $('#dg').datagrid('getSelected'));
alert(index);
</script>
コードの解説:
$('#dg').datagrid('getSelected')
メソッドを使用して、選択した行のデータを取得します。$('#dg').datagrid('getRowIndex', rowData)
メソッドを使用して、DataGrid 内の選択した行のインデックス値を取得します。
4. 行が選択されていない場合の処理
シナリオ: 選択した行を取得するメソッドを呼び出すときは、エラーが発生しないように、行が選択されているかどうかを判断する必要があります。
<script>
var row = $('#dg').datagrid('getSelected');
if (row) {
// 選択した行データを処理するコード
} else {
alert('データ行を選択してください!');
}
</script>
コードの解説:
if
文を使用して$('#dg').datagrid('getSelected')
の戻り値が null かどうかを判断します。null の場合は、行が選択されていないことを意味するため、対応するプロンプトまたは処理を実行する必要があります。
5. 他の DataGrid 機能との組み合わせ
シナリオ: 実際のアプリケーションでは、選択した行の削除や選択した行データの編集など、選択した行データの取得を他の DataGrid 機能と組み合わせて使用する必要がある場合がよくあります。
コード例:
- 選択した行を削除する:
<script>
var row = $('#dg').datagrid('getSelected');
if (row) {
var index = $('#dg').datagrid('getRowIndex', row);
$('#dg').datagrid('deleteRow', index);
}
</script>
- 選択した行データを編集する:
<script>
var row = $('#dg').datagrid('getSelected');
if (row) {
var index = $('#dg').datagrid('getRowIndex', row);
$('#dg').datagrid('beginEdit', index);
}
</script>
コードの解説:
- 上記のコード例では、選択した行データの取得と
deleteRow
およびbeginEdit
メソッドを組み合わせて、選択した行の削除と選択した行データの編集を実現する方法を示しています。
まとめ
jEasyUI DataGrid は、選択した行のデータを取得するためのシンプルで使いやすい API を提供します。これらのメソッドを習得することで、Web フロントエンドアプリケーションをより効率的に開発できます。
---関連QA
Q1: `$('#dg').datagrid('getSelected')`がnullを返すケースは?
A1: DataGridで一行も選択されていない場合、`$('#dg').datagrid('getSelected')`はnullを返します。必ず選択行があるかを確認してから処理を実行してください。
Q2: 複数行を選択して一括削除は可能ですか?
A2: はい、可能です。`getSelections`で選択行を全て取得し、ループ処理で`deleteRow`を呼び出すことで実現できます。
Q3: 選択行のデータを取得して別画面に表示したい場合は?
A3: 取得したデータを使って、window.openなどで別ウィンドウを開き、その画面にデータを表示する方法があります。