ClassセレクタとIDセレクタの違いは何ですか?
Webページのデザインを行う際、CSSを用いて要素のスタイルを設定します。その際、特定の要素にだけスタイルを適用したい場合と、複数の要素に同じスタイルを適用したい場合があります。HTML要素にスタイルを適用する方法の一つに、セレクタを用いる方法があります。セレクタには様々な種類がありますが、その中でも「Classセレクタ」と「IDセレクタ」は基本となる重要なものです。
Classセレクタは、同じクラス名を持つ要素に一括でスタイルを適用しますが、場合によっては特定の要素にのみスタイルを適用したいこともあります。 その場合には、idセレクタを使用します。 idセレクタは、HTML要素に対して一意のIDを指定し、その要素にスタイルを適用する方法です。
ClassセレクタとIDセレクタの違い
ClassセレクタとIDセレクタの主な違いは以下の通りです。
項目 | Classセレクタ | IDセレクタ |
---|---|---|
記号 | . (ドット) | # (シャープ) |
用途 | 複数の要素に同じスタイルを適用する | 単一の要素に固有のスタイルを適用する |
適用範囲 | 同じクラス名を持つすべての要素 | IDが指定された要素のみ |
複数使用 | 可能 (一つの要素に複数のクラスを指定可能) | 不可能 (一つの要素に指定できるIDは一つだけ) |
使用例
以下は、ClassセレクタとIDセレクタの使用例です。
HTML
<h2 class="section-title">見出し1</h2>
<p class="text-block">これは段落です。</p>
<h2 id="unique-title">見出し2</h2>
<p>これは別の段落です。</p>
CSS
/* Classセレクタ */
.section-title {
font-size: 24px;
color: blue;
}
.text-block {
line-height: 1.8;
}
/* IDセレクタ */
#unique-title {
font-size: 32px;
color: red;
}
まとめ
ClassセレクタとIDセレクタは、HTML要素にスタイルを適用するための基本的な仕組みです。 それぞれの特性を理解し、適切に使い分けることで、より効率的かつ効果的にWebページのデザインを行うことができます。
参考文献
よくある質問
Q1: 一つの要素に複数のクラスを指定できますか?
A1: はい、可能です。要素に複数のクラスを指定する場合、クラス名をスペースで区切って記述します。
Q2: 一つの要素に複数のIDを指定できますか?
A2: いいえ、できません。IDは要素に対して一意に定められる識別子であるため、一つの要素に複数のIDを指定することはできません。
Q3: JavaScriptでIDやクラスを使って要素を取得するにはどうすればよいですか?
A3:
- IDで要素を取得する場合:
document.getElementById("ID名")
- クラスで要素を取得する場合:
document.getElementsByClassName("クラス名")
- ただし、クラスで取得した場合はHTMLCollectionという配列のような形式で取得されるため、要素を一つだけ取得したい場合は注意が必要です。
その他の参考記事:jquery セレクタ 変数