jquery input 入力されたら

jQueryでinput入力時のイベントを取得する方法まとめ【初心者向け】

この記事では、jQueryを使ってinput要素に入力があった際に、様々なイベントを発生させる方法を初心者にも分かりやすく解説します。

input入力時に発生するイベントの種類

  • keyup: キーが押されてから、離されるまでの間に発生します。入力された文字を取得するのに適しています。
  • keydown: キーが押された瞬間に発生します。
  • keypress: keydownイベントの後、keyupイベントの前に発生します。主に、押されたキーに対応する文字コードを取得するのに使用されます。
  • change: input要素の値が変更され、フォーカスが外れたときに発生します。
  • input: 値が変更されるたびに発生します。

イベント発生時の処理を実装する方法

jQueryでは、on()メソッドを使用してイベントリスナーを設定します。

$('セレクタ').on('イベント名', function() {
  // イベント発生時の処理
});

keyupイベントの例

$("#inputField").on("keyup", function() {
  // 入力された値を取得
  var inputValue = $(this).val(); 
  // 入力値を表示
  $("#result").text(inputValue); 
});

上記のコードでは、IDが"inputField"のinput要素に対して、keyupイベントが発生するたびに、入力された値を取得し、IDが"result"の要素に表示する処理を行っています。

よく使うパターンとサンプルコード

1. 入力値を取得して表示する

<input type="text" id="nameInput">
<p>あなたの名前は: <span id="displayName"></span></p>

<script>
$(document).ready(function(){
  $("#nameInput").on("keyup", function(){
    $("#displayName").text($(this).val());
  });
});
</script>

2. 入力値をリアルタイムでチェックする

<input type="email" id="emailInput">
<p id="emailAlert" style="color: red;"></p>

<script>
$(document).ready(function(){
  $("#emailInput").on("keyup", function(){
    var email = $(this).val();
    if(email.indexOf("@") == -1){
      $("#emailAlert").text("正しいメールアドレスを入力してください");
    } else {
      $("#emailAlert").text("");
    }
  });
});
</script>

3. 入力値に応じて処理を分岐する

<input type="number" id="ageInput">
<p id="message"></p>

<script>
$(document).ready(function(){
  $("#ageInput").on("keyup", function(){
    var age = parseInt($(this).val());
    if(age < 20){
      $("#message").text("未成年ですね");
    } else {
      $("#message").text("成人ですね");
    }
  });
});
</script>

4. Ajaxと組み合わせる

<input type="text" id="searchInput">
<ul id="resultList"></ul>

<script>
$(document).ready(function(){
  $("#searchInput").on("keyup", function(){
    var query = $(this).val();
    $.ajax({
      url: "/search",
      data: { q: query },
      success: function(data){
        // 検索結果を表示
        $("#resultList").html(data);
      }
    });
  });
});
</script>

まとめ

この記事では、jQueryを使ってinput要素に入力があった際にイベントを取得し、処理を実装する方法を紹介しました。 紹介した方法を参考に、様々な場面で活用してみてください。

QA

  1. Q: keydownとkeyupの違いは何ですか?
    A: keydownはキーが押された瞬間に発生し、keyupはキーが離された時に発生します。キーを押している間の処理を実装したい場合はkeydown、キーを離した後の処理を実装したい場合はkeyupを使用します。
  2. Q: changeイベントはどのような時に使うのが適切ですか?
    A: changeイベントは、input要素の値が変更され、フォーカスが外れた時に発生します。そのため、入力値が確定したタイミングで処理を実行したい場合に適しています。例えば、フォームの入力チェックなどに利用できます。
  3. Q: inputイベントは、keyupやkeydownと比べてどのような利点がありますか?
    A: inputイベントは、値が変更されるたびに発生します。そのため、キーボード入力だけでなく、カット&ペーストやドラッグ&ドロップ、音声入力など、あらゆる入力方法に対応できます。リアルタイムな入力チェックや、入力値に基づいた動的な処理を実装する際に便利です。

その他の参考記事:jquery input イベント