jQuery UI Selectable で 選択を解除する方法まとめ
Description: jQuery UI の Selectable を使って要素を選択できるようにしているけど、選択を解除する方法がわからない？ この記事では、Selectable で選択を解除するための様々な方法を、コード例を交えてわかりやすく解説します。
---選択解除の方法
jQuery UI Selectable で要素の選択を解除するには、いくつかの方法があります。
1. 空白エリアをクリック
Selectable で選択した要素は、選択範囲外の空白エリアをクリックすることで解除できます。 これは最も直感的な方法で、多くのユーザーにとって自然な動作と言えるでしょう。
$( "#selectable" ).selectable({
// ... その他のオプション
});
ポイント: 特に追加のコードは必要ありません。Selectable を初期化するだけで、空白エリアクリックによる選択解除が有効になります。
2. unselecting イベントを利用
unselecting イベントは、要素の選択が解除される直前に発生します。このイベントを利用することで、選択解除時に任意の処理を実行することができます。
$( "#selectable" ).selectable({
unselecting: function( event, ui ) {
// 選択解除時の処理
$( ui.unselecting ).css( "background", "transparent" );
}
});
ポイント: unselecting イベントは、選択解除される要素の情報を含む ui オブジェクトを受け取ります。 このオブジェクトを利用することで、選択解除される要素に対して様々な操作を行うことができます。
3. selected イベントと条件分岐
selected イベントは、要素が選択された際に発生します。このイベント内で条件分岐を行うことで、特定の条件下でのみ選択を維持し、それ以外の場合は選択を解除することができます。
$( "#selectable" ).selectable({
selected: function( event, ui ) {
if ( /* 選択を解除する条件 */ ) {
$( ui.selected ).removeClass( "ui-selected" );
}
}
});
ポイント: selected イベントも unselecting イベントと同様に ui オブジェクトを受け取ります。 このオブジェクトを利用して、選択された要素の情報に基づいた条件分岐を実装できます。
4. プログラムから選択を解除
$.selectable( "instance" ) メソッドで Selectable のインスタンスを取得し、_clear() メソッドを呼び出すことで、プログラムから選択を解除することも可能です。
// Selectable のインスタンスを取得
var selectable = $( "#selectable" ).selectable( "instance" );
// 選択を解除
selectable._clear();
ポイント: _clear() メソッドは Selectable の内部メソッドであるため、利用には注意が必要です。 将来のバージョンで動作が変更される可能性もあることを理解しておく必要があります。
まとめ
この記事では、jQuery UI Selectable で選択を解除する様々な方法を紹介しました。 状況に合わせて最適な方法を選択し、Selectable をより便利に活用しましょう。
---関連QA
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 選択解除時に確認ダイアログを表示するにはどうすればよいですか？ | unselecting イベント内で confirm() 関数を使って確認ダイアログを表示し、選択を解除するかどうかをユーザーに確認できます。 |
| 特定の要素だけ選択を解除できないようにするにはどうすればよいですか？ | filter オプションを使って、選択不可にする要素を指定できます。 |
| 選択を解除する際にアニメーションを追加するにはどうすればよいですか？ | unselecting イベント内で、選択解除される要素に対してアニメーションを設定できます。 |
その他の参考記事:jquery ui selectable table