jQuery 子要素セレクター :nth-child() 完全ガイド
**説明:** 本稿では、jQuery の強力な子要素セレクター :nth-child()
について分かりやすく解説し、HTML 要素の正確な特定と操作を支援します。
1. jQuery :nth-child()
セレクターとは?
:nth-child()
は、親要素内の特定の子要素を選択するための jQuery セレクターです。- 兄弟要素における子要素の位置に基づいて選択を行います。
- 構文:
$(':nth-child(n)')
、ここでn
は、数字、キーワード、または式を指定できます。
2. 数字を使用した子要素の指定
- 数字
n
を直接使用して、n 番目の要素を選択します。 - 例:
$('li:nth-child(2)')
は、すべてのli
要素の中から 2 番目のli
要素を選択します。
3. キーワードを使用した特定の子要素の選択
:nth-child(even)
: インデックスが偶数であるすべての子要素を選択します。:nth-child(odd)
: インデックスが奇数であるすべての子要素を選択します。:nth-child(first)
: 最初の子要素を選択し、:first-child
と同等です。:nth-child(last)
: 最後の子要素を選択し、:last-child
と同等です。
4. 式を使用した柔軟な子要素の選択
- 式
an+b
を使用すると、特定の条件を満たす複数の子要素を選択できます。a
: ループのステップ数を表します。n
: 0 から始まる変数を表します。b
: 開始位置のオフセットを表します。
- 例:
$('li:nth-child(2n)')
は、インデックスが偶数であるすべてのli
要素を選択します。
5. :nth-child()
の一般的な使用例
- **テーブルスタイルの設定**: テーブルの行の背景色を交互に変更します。
- **リストスタイルのデザイン**: リスト内の特定の項目を強調表示します。
- **動的コンテンツの操作**: 特定の条件を満たす子要素を選択して操作します。
6. :nth-child()
と :eq()
の違い
:nth-child()
は、兄弟要素における子要素の位置に基づいて選択を行います。:eq()
は、ドキュメント全体における子要素のインデックスに基づいて選択を行います。
7. まとめ
jQuery :nth-child()
セレクターは、HTML ドキュメント内の要素を簡単に特定して操作できる、非常に強力で柔軟なツールです。本稿の内容を学ぶことで、:nth-child()
セレクターをより深く理解し、実際のプロジェクトで活用できるようになります。
コード例
<ul>
<li>項目 1</li>
<li>項目 2</li>
<li>項目 3</li>
<li>項目 4</li>
</ul>
<script>
$(document).ready(function(){
$("li:nth-child(2n)").css("background-color", "#f2f2f2");
});
</script>
テーブルの例
名前 | 年齢 | 都市 |
---|---|---|
田中太郎 | 30 | 東京 |
佐藤花子 | 25 | 大阪 |
鈴木一郎 | 28 | 名古屋 |
参考文献
Q&A
-
Q:
:nth-child()
セレクターは、すべてのブラウザでサポートされていますか?
A: はい、:nth-child()
セレクターは、すべての主要なブラウザでサポートされています。 -
Q:
:nth-child()
セレクターを使用して、複数の子要素を選択できますか?
A: はい、式を使用することで、複数の子要素を選択できます。たとえば、:nth-child(2n)
は、インデックスが偶数であるすべての子要素を選択します。 -
Q:
:nth-child()
セレクターと:eq()
セレクターの違いは何ですか?
A::nth-child()
セレクターは、兄弟要素における子要素の位置に基づいて選択を行います。一方、:eq()
セレクターは、ドキュメント全体における子要素のインデックスに基づいて選択を行います。
その他の参考記事:jquery セレクタ 子 要素