HTMLで最初に書くコードは?

初めてのHTMLコード - あなたは何を書きましたか? -

プログラミングの世界に足を踏み入れたとき、誰もが最初に書くコードがあります。HTMLの場合、それはまさにウェブページの骨組みとなる、シンプルながらも重要な一行です。

"Hello, World!" のその前に

多くのプログラミング言語では、最初に"Hello, World!"と画面に表示させるコードを学びます。しかしHTMLの場合、少し違います。HTMLはプログラミング言語ではなく、マークアップ言語と呼ばれるものなので、計算や処理を行うことはできません。その代わり、ウェブページの構造や内容を記述することに特化しています。

そのため、HTMLを初めて学ぶ際に書くコードは、"Hello, World!"を表示させるものではなく、ブラウザに「これはHTML文書ですよ」と伝えるためのものです。それがこちらです:


<!DOCTYPE html>

DOCTYPE宣言 - ブラウザへのメッセージ

DOCTYPE html>は宣言コードと呼ばれています。

この宣言コードのおかげで、ブラウザがHTMLファイルとして認識することができます。これは決まり文句のようなものなので、HTMLを書くときは必ず先頭に書くようにしましょう!

DOCTYPE宣言の種類

実は、HTMLにはバージョンがあり、バージョンによってDOCTYPE宣言が少しだけ異なります。 ここでは、代表的なDOCTYPE宣言をまとめた表と、それぞれのバージョンで記述できるHTML要素に違いがあることを簡単に紹介します。

HTMLバージョン DOCTYPE宣言 特徴
HTML 5 <!DOCTYPE html> 最も新しいバージョン。シンプルで覚えやすい。
HTML 4.01 Transitional <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd"> 現在でも広く使われているバージョン。
HTML 4.01 Strict <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd"> 表示に関する要素を厳密に定義したバージョン。

初めてのHTML - シンプルなページを作ってみよう

DOCTYPE宣言の次は、実際にHTMLの要素を書いていきましょう。ここでは、最もシンプルなHTML文書の例を紹介します。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>初めてのHTMLページ</title>
</head>
<body>
  <p>これは私の初めてのHTMLページです!</p>
</body>
</html>

このコードをテキストエディタにコピーし、拡張子を".html"で保存して、ブラウザで開いてみましょう。白い画面に「これは私の初めてのHTMLページです!」と表示されれば成功です!

まとめ

初めてのHTMLコードは、"Hello, World!"ではなく、"<!DOCTYPE html>"という宣言です。これは、ブラウザにHTML文書であることを伝えるための重要な役割を担っています。この宣言を皮切りに、HTMLの世界に飛び込んでみましょう!

関連Q&A

Q1: DOCTYPE宣言を書かないとどうなるの?

A1: ブラウザはHTMLのバージョンを自動的に判別しようとしますが、正しく解釈できない場合があります。その結果、表示が崩れたり、意図したレイアウトで表示されないなどの問題が発生する可能性があります。必ずDOCTYPE宣言を書くようにしましょう。

Q2: HTMLのバージョンはどれを使えばいいの?

A2: 特に理由がなければ、最新のHTML5を使用することをおすすめします。HTML5は、シンプルで使いやすく、多くの機能が追加されています。

Q3: HTMLをもっと学びたい!

A3: Webサイトや書籍などでHTMLについて学ぶことができます。入門者向けのサイトや書籍も多いので、自分に合った学習方法を見つけてHTMLのスキルアップを目指しましょう。