jQuery :disabled セレクタ

jQuery :disabled 選択器詳解

この記事では、jQuery の :disabled 選択子の使用方法について詳しく説明します。その役割、構文、実際のアプリケーションのケース、および注意事項について説明し、ページ上の無効になっているフォーム要素を簡単に選択および操作できるようにします。

目次

  1. :disabled 選択子の概要
  2. :disabled 選択子の実際の適用
  3. 注意事項
  4. まとめ

:disabled 選択子の概要

:disabled 選択子は、すべての無効になっているフォーム要素を選択するために使用されます。

要素 説明
作用 すべての無効になっているフォーム要素を選択します。
適用可能な要素 <input><button><textarea><select><option> などのフォーム要素。
構文 $(":disabled")

:disabled 選択子の実際の適用

  1. すべての無効になっているフォーム要素を取得し、その数をコンソールに出力する。

    
    <input type="text" disabled>
    <button disabled>クリック</button>
    
    <script>
    $(document).ready(function() {
      var disabledElements = $(":disabled");
      console.log("ページ上には " + disabledElements.length + " 個の無効になっているフォーム要素があります。");
    });
    </script>
    
  2. 特定のフォーム要素が無効になっているかどうかを判断し、その結果に応じて異なる処理を実行する。

    
    <button id="myButton" disabled>ボタン</button>
    
    <script>
    $(document).ready(function() {
      if ($("#myButton").is(":disabled")) {
        // ボタンが無効になっている場合に実行する処理
        console.log("ボタンは無効になっています");
      } else {
        // ボタンが無効になっていない場合に実行する処理
        console.log("ボタンは有効です");
      }
    });
    </script>
    

注意事項

  • :disabled 選択子は、フォーム要素に対してのみ有効です。他の HTML 要素に対しては無効です。
  • すべての無効になっている要素を選択する必要がある場合は、:disabled 選択子と他の選択子を組み合わせて使用できます。たとえば、$("input:disabled, textarea:disabled") のように使用します。

まとめ

:disabled 選択子は、jQuery で非常に実用的な選択子であり、ページ上の無効になっているフォーム要素を簡単に操作するのに役立ちます。

jQuery の :disabled セレクター参考文献

Q&A

Q1: :disabled セレクターは、非表示のフォーム要素に対しても有効ですか?

A1: いいえ、:disabled セレクターは、無効になっている フォーム要素に対してのみ有効です。非表示のフォーム要素を選択するには、:hidden セレクターを使用します。

Q2: :disabled セレクターを使用して、無効になっているフォーム要素の属性を変更することはできますか?

A2: はい、:disabled セレクターで選択したフォーム要素に対しても、 attr() メソッドや prop() メソッドを使用して属性を変更することができます。ただし、無効になっている要素はユーザー操作を受け付けないため、属性を変更しても表示や動作に影響がない場合もあります。

Q3: :disabled セレクターは、動的に無効になったフォーム要素に対しても有効ですか?

A3: はい、:disabled セレクターは、ページの読み込み後に JavaScript などで動的に無効になった フォーム要素に対しても有効です。jQuery は要素の状態変化を監視し、セレクターの適用結果を動的に更新します。