jQuery :selected セレクタ - ドロップダウンリストで選択されたオプションを正確に取得する
この記事では、jQuery の :selected セレクタの使い方について詳しく解説し、ドロップダウンリストでユーザーが選択したオプションを簡単に取得できるようにします。
1. :selected セレクタの概要
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:selected セレクタは、<option> 要素の中で選択状態になっているオプションを選択するために使用します。
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単一選択と複数選択を含む、すべてのタイプのドロップダウンリストに適用できます。
2. :selected セレクタの基本構文
$("select option:selected")
この構文は、ドキュメント内のすべての <select> 要素の下にある、選択状態になっている <option> 要素を返します。
3. :selected セレクタの実際の適用例
選択されたオプションの値を取得する:
var selectedValue = $("select option:selected").val();
val() メソッドは、選択されたオプションの値を返します。
選択されたオプションのテキスト内容を取得する:
var selectedText = $("select option:selected").text();
text() メソッドは、選択されたオプションの表示テキスト内容を返します。
選択されたオプションを操作する:
$("select option:selected").css("background-color", "yellow");
:selected セレクタを使用すると、選択されたオプションのスタイルを変更したり、クラス名を追加/削除したりするなどの操作を行うことができます。
4. :selected セレクタと他のセレクタの組み合わせ
:selected セレクタは、他の jQuery セレクタと組み合わせて使用することで、より正確な要素選択を実現できます。
例: 特定の ID を持つドロップダウンリストで選択されているオプションを選択する:
$("#mySelect option:selected")
5. 複数選択に対応する
複数のオプションが選択されている場合、 .val() は選択された値の配列を返します。
// 複数選択の <select> 要素を想定
var selectedValues = $("#multipleSelect").val();
6. :selected セレクタと変更イベントの組み合わせ
ドロップダウンリストの選択が変更されたタイミングで処理を実行するには、 change イベントを使用します。
$("select").change(function() {
var selectedValue = $(this).val();
// 選択された値に応じて処理を実行
});
7. まとめ
:selected セレクタは、jQuery におけるシンプルで実用的なセレクタであり、ドロップダウンリストの選択されたオプションを操作するための便利な方法を提供します。 :selected セレクタの使い方を習得することで、フォームデータの処理や動的なインタラクション効果の実装をより効率的に行うことができます。
Q&A
質問 | 回答 |
:selected セレクタは、どの HTML 要素に使用できますか? | :selected セレクタは <option> 要素のみに使用でき、ドロップダウンリストのオプションを選択するために使用します。 |
複数の選択されたオプションの値を取得するにはどうすればよいですか? | each() メソッドを使用してすべての :selected 要素を反復処理し、 val() メソッドを使用して各オプションの値を取得します。 |
:selected セレクタと checked 属性の違いは何ですか? | :selected セレクタは、ドロップダウンリストで選択状態になっているオプションを選択するために使用します。一方、 checked 属性は、ラジオボタンやチェックボックスなどのフォーム要素の選択状態を選択するために使用します。 |