HTML は CSS の前に書くべきか?
はい、しかし...
HTML を CSS の前に書くべきか?答えは「はい」ですが、少し補足が必要です。
HTML をすべて書き終えてから CSS を書き始める、というやり方は避けるべきです。なぜなら、適切なスペースやコメントを入れていたとしても、構築していくうちにどのセクションがどの HTML に対応しているのか分からなくなってしまうからです。
HTML と CSS を交互に書いていく
理想的なワークフローは、HTML と CSS を交互に書いていくことです。
例えば、ブログ記事の構造を構築するとします。
- HTML で基本構造を作成: まずは
article
、header
、h1
、p
などの要素を使って、記事の大まかな構造を HTML で記述します。 - CSS でスタイルを追加: 次に、CSS を使って先ほど作成した HTML 要素にスタイルを適用します。例えば、フォントサイズ、色、余白などを指定します。
- HTML でコンテンツを追加: スタイルが適用されたら、HTML にコンテンツ(テキストや画像など)を追加していきます。
- CSS で微調整: コンテンツを追加したら、必要に応じて CSS を微調整します。
このように、HTML と CSS を少しずつ書いていくことで、コードの見通しが良くなり、効率的に作業を進めることができます。
テーブルで比較
| 手法 | メリット | デメリット | |---|---|---| | HTML をすべて書いてから CSS を書く | HTML の構造全体を把握しやすい | CSS を書く際に HTML の該当箇所を探すのが大変 | | HTML と CSS を交互に書く | コードの見通しが良くなり、効率的に作業できる | 慣れるまでは少し複雑に感じる場合もある |
コード例
<article>
<header>
<h1>記事タイトル</h1>
</header>
<p>記事の内容</p>
</article>
上記の HTML に対して、以下のような CSS を適用します。
article {
margin-bottom: 20px;
}
h1 {
font-size: 24px;
}
まとめ
HTML と CSS を書く順番は、作業効率やコードの見通しに大きく影響します。 最初は HTML と CSS を交互に書くことに慣れないかもしれませんが、長い目で見ると、この方法が最も効率的で、管理しやすいコードを作成する方法です。
よくある質問
Q1: HTML と CSS を別々のファイルに分けるべきですか?
A1: はい、一般的には HTML と CSS は別々のファイルに分けることをお勧めします。こうすることで、コードの見通しが良くなり、保守性も向上します。
Q2: HTML と CSS のどちらを先に学習すべきですか?
A2: まずは HTML の基本を学び、Web ページの構造を理解することが大切です。その後、CSS を学習して、Web ページにデザインを適用していくと良いでしょう。
Q3: HTML と CSS 以外にも必要なものはありますか?
A3: 動的な Web ページを作成するには、JavaScript の知識も必要になります。また、Web サイトを公開するには、サーバーやドメインを取得する必要があります。