HTMLは使えなくなりますか?

HTMLは時代遅れになるのか?

2021年1月28日にW3Cという機関が定めたHTMLの勧告であるHTML5が廃止になったことはご存知でしょうか。 廃止と聞くとHTMLという言語が使えなくなるのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。 W3Cが勧告したHTMLの規格が廃止になったということです。

HTML5の廃止、そしてHTML Living Standardへ

W3CはHTML5の勧告を廃止し、代わりに「HTML Living Standard」を策定しました。HTML Living Standardは、常に進化し続けるWebの仕様に合わせて、継続的に更新されるHTMLの仕様です。従来のバージョンアップのように、数年ごとに新しいバージョンがリリースされるのではなく、随時新しい要素やAPIが追加・変更されていきます。

HTMLは進化し続ける

HTML Living Standardへの移行は、HTMLが時代遅れになるどころか、より柔軟かつ迅速に進化していくことを意味します。 Web技術は常に進歩しており、HTMLもそれに合わせて進化し続ける必要があります。HTML Living Standardは、最新のWebトレンドや技術革新に対応し、よりリッチでインタラクティブなWeb体験を提供するための基盤となります。

HTMLを使い続けるべき理由

HTMLはWebページを作成するための基礎となる言語であり、その重要性は今後も変わりません。HTMLは、

  • シンプルで習得しやすい
  • 検索エンジンにやさしい
  • あらゆるブラウザに対応している

など、多くのメリットがあります。そのため、Web開発者にとってHTMLのスキルは今後も必要不可欠であり、HTMLを使い続けるべき理由はたくさんあります。

HTMLの進化の例

HTML Living Standardでは、以下のような新しい要素やAPIが追加されています。

要素/API 説明
<dialog> ダイアログボックスを作成する
<picture> レスポンシブイメージを簡単に実装する
Web Components 再利用可能なカスタム要素を作成する

<dialog>要素の例

<button id="openModal">モーダルを開く</button>
<dialog id="myDialog">
  <p>これはモーダルダイアログです。</p>
  <button id="closeModal">閉じる</button>
</dialog>

まとめ

HTMLは時代遅れになるどころか、HTML Living Standardによって、より進化し続ける言語となりました。 Web開発者もHTMLの進化を常に追いかけ、最新の技術を習得していくことが重要です。

よくある質問

Q1: HTML Living Standardは、HTML5と互換性がありますか?

A1: はい、HTML Living Standardは、HTML5と互換性があります。既存のHTML5のコードは、HTML Living Standardでも問題なく動作します。

Q2: HTML Living Standardを学ぶにはどうすればよいですか?

A2: W3Cの公式ウェブサイトや、MDN Web Docsなどのオンラインドキュメントを参照することをおすすめします。また、HTML Living Standardに準拠した最新のHTMLの書籍なども参考になるでしょう。

Q3: HTMLの他に、Web開発に必要なスキルはありますか?

A3: はい、Web開発には、HTML以外にもCSS、JavaScriptなどのスキルが必要です。また、Webサーバーやデータベースに関する知識も必要となる場合があります。

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