HTML5かどうかを確認する方法は?

HTML5かどうかを見分ける方法

HTML5は、Webページを作成するための言語であるHTMLの5番目のバージョンであり、従来のバージョンに比べて、よりシンプルで、より多くの機能を備えています。では、自分のウェブサイトがHTML5で構築されているのか、それとも従来のHTML4.01で構築されているのか、どのようにして見分けることができるのでしょうか?

DOCTYPE宣言を確認する

HTML5の記述はとてもシンプルです。HTMLソースを開き、DOCTYPE宣言を確認すれば、自社サイトがHTML5でつくられているのか、それとも従来のHTML4.01でつくられているのかが一目でわかるのです。

バージョン DOCTYPE宣言
HTML5 <!DOCTYPE html>
HTML4.01 Transitional <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
HTML4.01 Strict <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">

ご覧のとおり、HTML5のDOCTYPE宣言は非常にシンプルで、覚えやすくなっています。もしあなたのウェブサイトのソースコードの先頭に<!DOCTYPE html>の記述があれば、それはHTML5で作成されていることを意味します。

HTML5特有の要素・属性を確認する

DOCTYPE宣言に加えて、HTML5で導入された新しい要素や属性を確認することで、より確実にHTML5かどうかを判断することができます。


<!-- HTML5のセマンティック要素の例 -->
<header></header>
<nav></nav>
<article></article>
<aside></aside>
<footer></footer>

<!-- HTML5の新しいフォーム要素の例 -->
<input type="email">
<input type="date">
<input type="number">

これらの要素や属性が使用されている場合、HTML5で作成されている可能性が高いと言えるでしょう。

注意点

上記の方法でHTML5かどうかを判断できますが、HTML5の仕様を満たしていないコードが記述されている場合もあります。そのため、最終的にはW3CなどのHTML検証サービスを利用して、正確に検証することをおすすめします。

よくある質問

Q1: HTML5でウェブサイトを作るメリットは?

A1: HTML5は、セマンティックなマークアップ、マルチメディア対応の強化、フォーム機能の向上など、様々なメリットがあります。これにより、よりSEOに強く、ユーザーフレンドリーで、表現力豊かなウェブサイトを構築することができます。

Q2: HTML4.01のウェブサイトをHTML5に移行する必要がありますか?

A2: 必ずしも移行する必要はありませんが、HTML5は最新のWeb標準に対応しており、多くのメリットがあります。もし、今後ウェブサイトをリニューアルする予定がある場合は、HTML5への移行を検討することをおすすめします。

Q3: HTML5の学習は難しいですか?

A3: HTML5は、HTML4.01と比較して、よりシンプルで分かりやすくなっています。基本的なHTMLの知識があれば、比較的容易に学習することができます。多くの学習サイトや書籍も出版されているので、自分に合った方法で学習を進めることができます。