HTMLのmainタグは何に使う?

HTMLの
タグ: 主要コンテンツを明確化し、アクセシビリティ向上へ

ウェブページは様々な要素で構成されていますが、その中でも最も重要なのは、ユーザーが閲覧しに来た「主要コンテンツ」です。HTMLでは、この主要コンテンツを明確にマークアップするために「

」タグが用意されています。

タグの役割

」タグは、文書内の主要なコンテンツを囲む要素です。これは単なる視覚的な区切りとしてではなく、主にアクセシビリティの観点から重要な意味を持ちます。具体的には、スクリーンリーダーなどの支援技術に対して、ページのどの部分が主要コンテンツであるかを明示的に伝える役割を担います。

タグを使用するメリット

タグを使用する主なメリットは次のとおりです。
  • アクセシビリティの向上: スクリーンリーダー利用者にとって、ページの主要コンテンツに直接アクセスしやすくなるため、快適な閲覧体験を提供できます。
  • SEO効果の向上: 検索エンジンは、
    タグで囲まれた部分をページの主要コンテンツとして認識し、評価すると言われています。
  • コードの可読性向上:
    タグを使用することで、HTMLの構造がより明確になり、開発者にとっても理解しやすいコードになります。

タグの使用例

以下は、

タグを使用したHTMLの例です。


<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>ページタイトル</title>
</head>
<body>
  <header>
    <!-- ヘッダーコンテンツ -->
  </header>

  <main>
    <!-- 主要コンテンツ -->
    <h1>記事タイトル</h1>
    <p>記事本文</p>
  </main>

  <footer>
    <!-- フッターコンテンツ -->
  </footer>
</body>
</html>

タグ使用時の注意点

  • ページ内に複数使用しない:
    タグは、1つのページに1つだけ使用してください。複数の主要コンテンツがある場合は、
    タグなどを活用して区別しましょう。
  • 特定の要素内に配置しない:
    タグは、

まとめ

タグは、ウェブページの主要コンテンツを明確にするための重要な要素です。アクセシビリティ、SEO、コードの可読性といった観点からも、適切に
タグを使用することが重要です。

よくある質問

質問 回答
タグは必ず使用しないといけないのでしょうか?
必須ではありませんが、アクセシビリティやSEOの観点から使用が強く推奨されています。
タグの代わりに
タグを使用しても良いですか?
タグは汎用的な要素であるため、
タグのように主要コンテンツであることを明示的に示すことができません。アクセシビリティを考慮すると、
タグを使用する方が適切です。
タグの中に、さらに
タグを入れてもいいですか?
はい、問題ありません。複数の記事を表示するような場合、
タグ内に
タグを複数入れることができます。