Nth-child(even)とはどういう意味ですか?

:nth-child(even)とはどういう意味ですか?

CSSの擬似クラス`:nth-child(even)`は、親要素内の偶数番目の要素を選択するために使用されます。 つまり、2番目、4番目、6番目...といったように、偶数番目の要素にのみスタイルを適用することができます。

:nth-child(even)の使い方

`:nth-child(even)`は、要素のスタイルを設定する際に、セレクタと共に使用します。例えば、リストの偶数番目の項目の背景色を灰色にしたい場合は、次のように記述します。
<ul>
  <li>項目1</li>
  <li>項目2</li>
  <li>項目3</li>
  <li>項目4</li>
</ul>

<style>
  li:nth-child(even) {
    background-color: gray;
  }
</style>
このコードでは、`li:nth-child(even)`というセレクタが、`ul`要素内の偶数番目の`li`要素を選択します。そして、その選択された要素に対して、`background-color: gray;`というスタイルが適用されます。

:nth-child(even)の活用例

`:nth-child(even)`は、テーブルの縞模様を実装する際によく利用されます。
見出し1 見出し2
データ1 データ2
データ3 データ4
データ5 データ6
<style>
  tr:nth-child(even) {
    background-color: #f2f2f2;
  }
</style>
このコードでは、`tr:nth-child(even)`というセレクタが、`table`要素内の偶数番目の`tr`要素(つまり、偶数番目の行)を選択します。そして、その選択された行に対して、`background-color: #f2f2f2;`というスタイルが適用され、薄い灰色の背景色が設定されます。

:nth-child(even)に関する参考情報

* MDN Web Docs: :nth-child

:nth-child(even)に関するQA

Q1. :nth-child(even)は奇数番目の要素にも適用できますか?

A1. いいえ、`:nth-child(even)`は偶数番目の要素にのみ適用されます。奇数番目の要素を選択したい場合は、`:nth-child(odd)`を使用します。

Q2. :nth-child(even)は特定のクラスを持つ要素にのみ適用できますか?

A2. はい、`:nth-child(even)`とクラスセレクタを組み合わせて使用することで、特定のクラスを持つ要素の偶数番目の要素にのみスタイルを適用できます。 例えば、"item"というクラスを持つ要素の偶数番目の要素にのみスタイルを適用したい場合は、`.item:nth-child(even)`というセレクタを使用します。

Q3. :nth-child(even)はレスポンシブデザインでどのように活用できますか?

A3. :nth-child(even)はメディアクエリと組み合わせることで、画面サイズに応じて異なるスタイルを適用できます。 例えば、スマートフォンサイズの画面ではリストの全ての項目に背景色を設定し、タブレット以上のサイズの画面では偶数番目の項目にのみ背景色を設定したい場合は、次のように記述します。
<style>
  li {
    background-color: lightblue;
  }

  @media (min-width: 768px) {
    li:nth-child(even) {
      background-color: lightgray;
    }
  }
</style>
このコードでは、スマートフォンサイズの画面では全ての`li`要素に`lightblue`の背景色が設定されます。そして、タブレット以上のサイズの画面では、`:nth-child(even)`によって偶数番目の`li`要素にのみ`lightgray`の背景色が設定されます。

その他の参考記事:jquery nth child