jQueryでsubmitをさせない方法
Webサイトでフォームを使用する場合、ユーザーが送信ボタンをクリックした時の動作を制御したい場合があります。例えば、入力内容のバリデーションチェックを行い、エラーがあれば送信を中断するケースなどです。この記事では、jQueryを使用してフォームの送信（submit）を無効化する方法を紹介します。
submitの無効化
jQueryでフォームの送信を無効化するには、submit() メソッドを使用し、その中で return false; を記述します。
<form id="myForm">
<input type="text" name="name" placeholder="名前">
<button type="submit">送信</button>
</form>
<script>
$(document).ready(function() {
$("#myForm").submit(function(event) {
// バリデーションチェックなど、必要な処理をここに記述
// 送信を無効化する場合は、return false; を記述
return false;
});
});
</script>
上記のコードでは、フォームの送信イベントが発生した際に、無条件で return false; を実行することで、送信を無効化しています。実際の処理では、入力内容のバリデーションなどを行い、条件に応じて return false; を実行するかどうかを判断します。
無効化の用途例
フォームの送信を無効化する主な用途は以下の通りです。
| 用途 | 説明 |
|---|---|
| 入力内容のバリデーションチェック | 必須項目の未入力や入力形式の誤りなどをチェックし、エラーがあれば送信を中断する。 |
| Ajaxによる非同期処理 | フォームの内容をAjaxで送信し、ページ遷移なしに処理を行う。 |
| 送信ボタンの二重クリック防止 | 送信ボタンを一度クリックすると、無効化することで二重送信を防ぐ。 |
注意点
return false;は、submit()メソッドのイベントハンドラ内でのみ有効です。- JavaScriptが無効になっている環境では、
submit()メソッドによる無効化は機能しないため、サーバーサイドでもバリデーションチェックを行う必要があります。
参考資料
よくある質問
Q1: event.preventDefault() との違いは？
A1: event.preventDefault() もフォームの送信をキャンセルできますが、return false; はjQueryのイベントハンドラにおけるより簡潔な記述方法です。
Q2: バリデーションエラーを表示するには？
A2: エラーメッセージを表示する要素をフォーム内に用意し、バリデーションエラー発生時に該当する要素にメッセージを挿入します。
Q3: 送信ボタンを無効化した後、再度有効化するには？
A3: prop() メソッドを使用し、disabled 属性を false に設定することで、送信ボタンを再度有効化できます。
$("#submitButton").prop("disabled", false);
その他の参考記事:jquery stop