GIF画像を止めるには?

GIF画像を止めるには?

ウェブサイトでGIF画像を見ているとき、その動きを一時停止したいと思うことがあるかもしれません。特に特定のフレームをじっくりと観察したい場合、GIFが動き続けるのは厄介です。この記事では、Google Chromeを使ってGIF画像を簡単に停止させる方法を紹介します。

背景

最近、GUIを使うツールの調査を行なっていました。

そのツールのドキュメントでは、操作手順がテキストだけでなくGIF動画でも解説されていました。
GUI操作は、テキストでの説明よりも実際に画面を見た方が分かりやすいので、動画での解説はありがたいものです。

しかし、その動画はGIF形式でした。
GIF動画は、通常の動画プレイヤーのように一時停止や細かい早送りなどができません。
そのため、細かい設定値などを一瞬で覚えるのは難しく、見逃してしまうと、同じ箇所が再生されるまで待つ必要がありました。

この不自由さを解消できないかと調べていたところ、 GIF Scrubber というChrome拡張機能に出会うことができました。

使ってみる

GIF ScrubberはChrome拡張機能なので、Chromeウェブストアから簡単に追加できます。
Chromeウェブストアで「GIF Scrubber」を検索し、「Chromeに追加」ボタンをクリックするだけでインストールが完了します。

やってみる

フリー素材サイト「ぱくたそ」様のGIF動画を例に、GIF Scrubberの使い方を説明します。

  1. Chromeで「ぱくたそ」のサイトを表示し、GIF Scrubberで操作したいGIF画像を右クリックします。

  2. 表示されたコンテキストメニューの中に、GIF Scrubberのアイコンが表示されているので、それをクリックします。

すると、GIF Scrubberのプレイヤーが別ウィンドウで起動します。
このプレイヤーでは、以下の操作が可能です。

  • シークバーを動かすことで、任意のポイントで一時停止できます。

  • 再生ボタンの隣の数字は再生速度です。数字を変更することで、再生速度を変更できます。

  • 再生速度を負の値に設定することで、逆再生も可能です。

GIF Scrubberを使うことで、解説系のGIF動画を一時停止したり、巻き戻したり、スロー再生したりして、細かく確認できるようになります。

終わりに

GIF Scrubberは、解説系のGIF動画をより便利に確認するための必須ツールと言えるでしょう。
一時停止や巻き戻し、再生速度の変更など、通常の動画プレイヤーのような操作が可能になるため、GIF動画を使った学習や情報収集がはかどります。

もし、あなたがGIF動画で説明されている内容をじっくり確認したい場合は、ぜひGIF Scrubberを使ってみてください。

GIF画像の停止手順

以下の手順でGIF画像を停止することができます。

  1. Google Chromeでサイトを表示します。
  2. 停止したいGIF画像を右クリックします。
  3. 表示されるメニューから「GIF Scrubber」のアイコンをクリックします。
  4. 別ウィンドウでプレイヤーが立ち上がります。
  5. シークバーを動かすことで、任意のポイントでGIFを停止することができます。

GIF Scrubberの使用例

GIF Scrubberは、JavaScriptでGIFアニメーションを制御するためのライブラリです。
これを使うと、再生・一時停止、コマ送り、シークバーによる再生位置の制御など、動画プレイヤーのような操作をGIFアニメーションに実装できます。

以下は、GIF Scrubberの基本的な使用例です。

1. HTML:

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <title>GIF Scrubberの例</title>
  <script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/[email protected]/dist/gif-scrubbe.min.js"></script>
</head>
<body>

  <img src="sample.gif" data-gif-scrubbe alt="サンプルGIFアニメーション">

  <script>
    // GIF Scrubberを初期化
    const scrubber = new GifScrubbe('[data-gif-scrubbe]');
  </script>

</body>
</html>
  • まず、HTMLの<head>タグ内でGIF Scrubberのライブラリを読み込みます。

  • 次に、GIFアニメーションを表示する<img>タグにdata-gif-scrubbe属性を追加します。

  • 最後に、JavaScriptでGifScrubbe()コンストラクタを呼び出して、GIF Scrubberを初期化します。

2.

上記のHTMLファイルの<script>タグ内に記述されているJavaScriptコードは、GIF Scrubberを初期化するだけのものです。
さらに、scrubberオブジェクトのメソッドを使用して、GIFアニメーションを制御することができます。

例:

  • 再生・一時停止:

    scrubber.play(); // 再生
    scrubber.pause(); // 一時停止
  • コマ送り:

    scrubber.nextFrame(); // 次のフレームへ
    scrubber.previousFrame(); // 前のフレームへ
  • 特定のフレームへ移動:

    scrubber.setFrame(10); // 10番目のフレームへ移動
  • 再生位置の取得:

    const currentFrame = scrubber.getCurrentFrame(); // 現在のフレーム番号を取得

3. カスタマイズ:

GIF Scrubberは、シークバーやボタンなどをカスタマイズするためのオプションも提供しています。

GIF画像の制御に関する表

操作 効果
右クリック GIF Scrubberのアイコンを表示
シークバーの動かす 指定したフレームを表示
クリック GIFを再生または停止

よくある質問 (FAQ)

Q1: GIF Scrubberはどこからダウンロードできますか?

A1: GIF Scrubberは、Chromeの拡張機能ストアからダウンロードできます。

Q2: すべてのGIF画像でこの方法が使えますか?

A2: 基本的に、ほとんどのGIF画像に対してこの方法は適用可能ですが、特定の設定やウォーターマークのあるGIFには制限があります。

Q3: GIFを停止した後はどうすればいいですか?

A3: 停止したGIFは、シークバーを動かすことで再生したいフレームを選択した後、再度右クリックで動かすことができます。

その他の参考記事:html gif 埋め込み