If文はどんなときに使います?
プログラムを作成する上で、条件によって処理を分岐させたい場面は多く存在します。例えば、「ユーザーがボタンをクリックしたら画面遷移を行う」、「入力された値が100以上の場合はエラーメッセージを表示する」といった処理が挙げられます。このような場合に活躍するのが「If文」です。
If文とは(もし〇〇なら)
If文は、「もし〇〇なら△△をする」といった条件分岐を行うための構文です。特定の条件が満たされた場合にのみ、指定した処理を実行することができます。
具体的には、If文は「条件式」と「条件式が真(true)だった場合に実行される処理」で構成されます。条件式には、比較演算子(==, !=, >, <, >=, <=)や論理演算子(&&, ||, !)を用いて、変数や値の比較、複数の条件の組み合わせなどを記述します。
If文の構文
JavaScriptにおけるIf文の基本的な構文は以下の通りです。
if (条件式) {
// 条件式が真の場合に実行される処理
}
例えば、変数age
に格納された年齢が20歳以上の場合は「成人です」、そうでない場合は「未成年です」と出力するプログラムは以下のようになります。
const age = 25;
if (age >= 20) {
console.log("成人です");
} else {
console.log("未成年です");
}
If文の様々な使い方
else if文
複数の条件分岐を行う場合は、「else if」を用いることができます。 「else if」は、前の条件式が偽の場合に評価される条件式を指定します。
const score = 85;
if (score >= 90) {
console.log("A判定");
} else if (score >= 80) {
console.log("B判定");
} else if (score >= 70) {
console.log("C判定");
} else {
console.log("D判定");
}
ネスト
If文の中に、さらに別のIf文を記述することができます。これをネストと呼びます。複雑な条件分岐を行う際に役立ちます。
const age = 25;
const isStudent = true;
if (age >= 20) {
if (isStudent) {
console.log("あなたは20歳以上の学生です");
} else {
console.log("あなたは20歳以上の社会人です");
}
} else {
console.log("あなたは20歳未満です");
}
三項演算子
簡単な条件分岐であれば、三項演算子を用いることで簡潔に記述することができます。
const age = 25;
const message = age >= 20 ? "成人です" : "未成年です";
console.log(message);
If文の使用例
If文は、様々な場面で使用されます。代表的な例としては、以下のようなものがあります。
例 | 説明 |
---|---|
ユーザーの入力値チェック | 入力された値が適切な形式であるか、範囲内であるかなどをチェックするために使用します。 |
ゲームの処理 | キャラクターの移動やアイテムの取得など、ゲーム内の様々な処理を条件に応じて分岐させるために使用します。 |
Webサイトの表示内容の切り替え | ユーザーの状態(ログイン済みかどうかなど)に応じて、表示する内容を変更するために使用します。 |
参考資料
If文に関するQ&A
Q1: If文は何回でも使用できますか?
A1: はい、If文はプログラムの中で必要なだけ使用することができます。ネストすることで複雑な条件分岐も可能です。
Q2: If文の条件式にはどのような値を指定できますか?
A2: 条件式には、真偽値(true/false)を返す式を指定する必要があります。比較演算子や論理演算子を用いて、変数や値の比較、複数の条件の組み合わせなどを記述することができます。
Q3: If文とswitch文の違いは何ですか?
A3: If文は、条件式が真偽値(true/false)の場合に処理を分岐させるのに対し、switch文は、式の値が case の値と一致する場合に処理を分岐させます。switch文は、特定の変数や式に対して複数の値をチェックする場合に便利です。
```その他の参考記事:jquery if 文