jQueryのライブラリーとは何ですか?

jQueryのライブラリーとは?

jQueryのライブラリーとは?

Webサイトをより魅力的で動的なものにするために、JavaScriptは欠かせない存在です。しかし、JavaScriptだけで複雑な処理を実装しようとすると、コードが複雑になりがちです。そこで登場するのが「jQuery」です。jQueryは、JavaScriptをよりシンプルに、そして効率的に記述するためのJavaScriptライブラリーです。

ライブラリーとは?

ライブラリーとは、複数の機能をまとめて部品化したものです。プログラミングの世界では、頻繁に使う処理を関数としてまとめておき、必要な時に呼び出して使うことがあります。ライブラリーは、こうした関数をさらに便利に、そして多機能にまとめたものと言えます。jQueryの場合、DOM操作、イベント処理、アニメーション効果など、Web開発でよく使われる機能が豊富に用意されています。

jQueryライブラリーの読み込み

jQueryを使用するには、この「ライブラリ(jquery-3.3.1.min.jsなど)」をjQueryのコードを使う前に読み込む必要があります。HTMLファイルのタグ内などに、以下のように記述します。


<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.3.1/jquery.min.js"></script>

jQueryライブラリーは、jQueryの公式ウェブサイトやCDNなどから入手できます。CDNを利用すると、サーバーへの負荷を軽減できるだけでなく、ユーザーの近くにキャッシュされたファイルが読み込まれるため、Webページの表示速度向上が期待できます。

jQueryライブラリーのメリット

jQueryライブラリーを使うメリットは、以下の通りです。

メリット 説明
簡潔なコード記述 複雑なJavaScriptのコードを、より短くシンプルに記述できます。
クロスブラウザ対応 様々なブラウザで動作するコードを、容易に記述できます。
豊富な機能 DOM操作、イベント処理、アニメーション、Ajaxなど、Web開発に必要な機能が豊富に揃っています。
軽量 ファイルサイズが軽量なため、Webページの読み込み速度にはほとんど影響なく使用することができる。
豊富なプラグイン jQueryの機能を拡張するプラグインが多数公開されており、より高度な処理を簡単に実装できます。
活発なコミュニティ 世界中で広く利用されており、活発なコミュニティが存在するため、情報収集や問題解決が容易です。

jQueryを使った簡単な例

例えば、ボタンをクリックしたら特定の要素を表示させるという処理は、jQueryを使えば以下のように記述できます。


<button id="myButton">ボタン</button>
<div id="myContent" style="display: none;">表示するコンテンツ</div>

<script>
$(document).ready(function(){
  $("#myButton").click(function(){
    $("#myContent").show();
  });
});
</script>

このコードでは、まず「$(document).ready()」を使って、HTMLの読み込みが完了したタイミングで処理を実行するようにしています。そして、「$("#myButton").click()」を使ってボタンにクリックイベントを登録し、「$("#myContent").show()」で要素を表示させています。

参考資料

jQueryに関するQ&A

Q1: jQueryは無料で使えますか?

A1: はい、jQueryはオープンソースライセンスで公開されているため、無料で使用できます。

Q2: jQueryを使うには、JavaScriptの知識が必要ですか?

A2: ある程度のJavaScriptの知識は必要ですが、jQueryはJavaScriptをよりシンプルに記述できるため、初心者でも比較的習得しやすいと言えます。

Q3: jQueryは古い技術ですか?

A3: jQueryは登場から長い年月が経っていますが、現在でも多くのWebサイトで使用されている実績のあるライブラリーです。特に、シンプルなWebサイトや、JavaScriptをあまり使わないWebサイトでは、依然として有効な選択肢と言えます。

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