CSSのoutline-radius: 輪郭に丸みを付ける

CSS outline radius

この記事では、CSSのoutline-radiusプロパティを使用して、要素の輪郭に丸みをつける方法を説明します。

1. アウトラインとは

アウトラインは、要素の周りに描画される線で、要素を強調表示するために使用されます。ボーダーとは異なり、アウトラインはスペースを占有せず、要素のレイアウトに影響を与えません。

outline-radiusプロパティを使用すると、要素の輪郭に丸みを付けることができます。

丸みの半径を指定するには、ピクセル、パーセンテージ、emなどの単位を使用できます。

**単一の値:** 4つすべての角に同じ丸みを指定します。
```
    outline-radius: 10px; 
    
```
**2つの値:** 最初の値は左上隅と右下隅の半径を指定し、2番目の値は右上隅と左下隅の半径を指定します。
```
    outline-radius: 10px 20px; 
    
```
**3つの値:** 最初の値は左上隅の半径を指定し、2番目の値は右上隅と左下隅の半径を指定し、3番目の値は右下隅の半径を指定します。
```
    outline-radius: 10px 20px 30px; 
    
```
**4つの値:** 左上隅、右上隅、右下隅、左下隅の半径をそれぞれ指定します。
```
    outline-radius: 10px 20px 30px 40px; 
    
```

outline-radiusプロパティは、最新のブラウザで広くサポートされています。ただし、古いバージョンのブラウザでは、ベンダープレフィックスやその他の方法を使用する必要がある場合があります。

プロパティ	Chrome	Firefox	Safari	Edge	Opera
`outline-radius`	4+	4+	5+	12+	10+


.example {
  outline: 2px solid red;
  outline-radius: 10px;
}

この例では、.exampleクラスを持つ要素に、赤い実線のアウトラインと10pxの丸みを設定しています。

outline-radiusプロパティを使用すると、要素の輪郭に簡単に丸みを付けることができ、より魅力的でモダンなデザインを作成できます。