HTML delタグについての解説
delタグの定義と使用説明
<del>
タグは、文書から削除されたテキストを表示するために使用されます。このタグを使用することで、ユーザーは削除された内容を簡単に識別できるようになります。通常、取り消し線(ストライクスルー)のスタイルで表示されます。
ブラウザのサポート
<del>
タグは、主要なすべてのブラウザでサポートされています。以下の表は、主要なブラウザでのサポート情報を示しています。
ブラウザ | サポート |
---|---|
Google Chrome | サポート |
Mozilla Firefox | サポート |
Microsoft Edge | サポート |
Safari | サポート |
Opera | サポート |
delタグの属性
<del>
タグは、以下の属性を持つことができます。
- cite: 変更の理由や情報源のURLを示します。
- datetime: 変更が行われた日時を示します。形式は
YYYY-MM-DDThh:mm:ssTZD
です。
例:
<del cite="https://example.com" datetime="2023-10-01T12:00:00Z">このテキストは削除されました。</del>
delタグのイベント
<del>
タグ自体は特定のイベントを持っていませんが、JavaScriptを使用して一般的なイベント(例えば、クリックイベントなど)を適用することができます。
コードの例
以下は、<del>
タグの使用例です。
<p>この文章には、<del>削除されたテキスト</del>が含まれています。</p>
この例では、「削除されたテキスト」が取り消し線で表示されます。
関連するQ&A
Q: delタグはSEOにどのような影響を与えますか?
A: <del>
タグは、検索エンジンに削除された情報を伝えますが、それが直接SEOに大きな影響を与えるわけではありません。ただし、ユーザーエクスペリエンスを向上させる可能性はあります。
Q: <del>
タグと<strike>
タグの違いは何ですか?
A: <del>
タグは正式に廃止されたコンテンツを示すために使われますが、 <strike>
タグはHTML4で廃止され、HTML5では再導入されていません。
Q: <del>
タグを使う際のベストプラクティスは何ですか?
A: 削除された内容とその理由をユーザーに明確に伝えたい場合に使用します。cite
やdatetime
属性を適切に設定すると、より詳細な情報を提供できます。