css セレクタ 子要素 全て

精准定位:CSS 選択子で全ての子供要素を選択する方法

Web 開発において、ページ要素のスタイルを正確に制御することは非常に重要です。 この記事では、CSS 選択子を使用して特定の要素のすべての子供要素を選択する方法について詳しく解説します。 さまざまな方法と適用シナリオを網羅することで、Web ページのスタイルを自由自在に構築するのに役立ちます。

目次

  1. 子要素コンビネータ (>)
  2. ユニバーサルセレクタ (*)
  3. 他のセレクタとの組み合わせ

1. 子要素コンビネータ (>)

定義: 直接の子供要素のみを選択するセレクタです。指定した要素の直下の子供要素のみが対象となります。

構文: parent > child


<ul>
  <li>リスト項目 1</li>
  <li>リスト項目 2
    <ul>
      <li>ネストされたリスト項目</li>
    </ul>
  </li>
</ul>

ul > li { 
  color: blue; /* 直接の子供要素である li のみを選択し、ネストされた li は選択しない */
}

適用シーン: 直接の子供要素と、より深い階層にネストされた要素を区別する必要がある場合に使用します。

2. ユニバーサルセレクタ (*)

定義: 指定した要素のすべての子供要素を選択します。階層の深さに関わらず、すべての子孫要素が対象となります。

構文: parent *


<div class="container">
  <p>段落</p>
  <ul>
    <li>リスト項目</li>
  </ul>
</div>

.container * { 
  font-size: 14px; /* .container の下にあるすべての子供要素 (p, ul, li) を選択 */
}

適用シーン: すべての子供要素に同じスタイルを設定する必要がある場合に使用します。ただし、過度に多くの要素に影響を与える可能性があるため注意が必要です。

3. 他のセレクタとの組み合わせ

定義: 子要素コンビネータまたはユニバーサルセレクタを他の CSS セレクタと組み合わせることで、より正確な要素選択を実現できます。

構文:

  • parent > child.class: 指定した親要素の直下の子供要素のうち、クラス名が "class" である要素を選択します。
  • parent *[attribute="value"]: 指定した親要素のすべての子孫要素のうち、属性 "attribute" の値が "value" である要素を選択します。


<div class="container">
  <p class="highlight">強調表示された段落</p>
  <span>通常のテキスト</span>
</div>

.container > .highlight { 
  color: red; /* .container の直下の子供要素のうち、クラス名が highlight である要素を選択 */
}

適用シーン: 複数の条件に基づいて子供要素を正確に選択する必要がある場合に使用します。

まとめ

CSS セレクタは、子供要素を選択するためのさまざまな方法を提供しています。最適な方法を選択することは、具体的なニーズによって異なります。 これらのセレクタを適切に使用することで、構造が明確でスタイルが正確な Web ページを簡単に構築できます。

関連情報

よくある質問

子要素コンビネータとスペースを使った記述の違いは何ですか?

子要素コンビネータ (>) は、直接の子供要素のみを選択します。一方、スペースを使った記述は、子孫要素すべてを選択します。

ユニバーサルセレクタを使う際に、パフォーマンス上の影響はありますか?

ユニバーサルセレクタは、多くの要素にマッチする可能性があるため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。特に大規模な Web ページでは注意が必要です。

特定の要素の子供要素のうち、特定のタイプの要素のみを選択するにはどうすればよいですか?

子要素コンビネータまたはユニバーサルセレクタと、要素セレクタを組み合わせることで、特定のタイプの要素のみを選択できます。 例えば、ul > li は、ul 要素の直下の子供要素のうち、li 要素のみを選択します。

その他の参考記事:CSS セレクタについて