HTML と XHTML の違いは何ですか。

HTMLとXHTMLの違い

この記事では、Webページの作成と表示に使用される2つのマークアップ言語、HTMLとXHTMLの違いについて詳しく説明します。

HTMLとは

HTML（Hypertext Markup Language）は、Webページを作成するために使用される基本的なマークアップ言語です。ブラウザは、HTMLドキュメントのタグを解釈し、Webページとして表示します。HTMLは、比較的緩やかな構文規則を持ち、タグの閉じ忘れや属性値の引用符の省略などが許容されます。

HTMLの例

<html>
<head>
  <title>HTMLの例</title>
</head>
<body>
  <h1>こんにちは、世界！</h1>
  <p>これはHTMLの例です。</p>
</body>
</html>

XHTMLとは

XHTML（Extensible Hypertext Markup Language）は、HTMLをXMLの規則に準拠するように再定義したマークアップ言語です。XHTMLは、HTMLよりも厳密な構文規則を持ち、タグの閉じ忘れや属性値の引用符の省略などは許容されません。

XHTMLの例

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja">
<head>
  <title>XHTMLの例</title>
</head>
<body>
  <h1>こんにちは、世界！</h1>
  <p>これはXHTMLの例です。</p>
</body>
</html>

HTMLとXHTMLの違い

HTMLとXHTMLの主な違いは以下の通りです。

特徴	HTML	XHTML
構文規則	緩やか	厳密
XMLへの準拠	準拠していない	準拠している
タグの閉じタグ	省略可能	必須
属性値の引用符	省略可能	必須
大文字と小文字の区別	区別しない	区別する

利点と欠点:

HTML: 学習と使用が簡単ですが、厳密さに欠けるため、ブラウザ間の互換性の問題が発生する可能性があります。
XHTML: 厳密な構文により、コードの品質とブラウザ間の互換性が向上しますが、学習と使用が複雑になります。

現在: HTML5が主流となっており、XHTMLはあまり使用されていません。

よくある質問

Q1: HTMLとXHTMLのどちらを学ぶべきですか？

A1: 現在では、HTML5を学ぶことをお勧めします。HTML5は、最新のWeb標準であり、広くサポートされています。

Q2: XHTMLはもはや使用されていませんか？

A2: XHTMLは、現在ではあまり使用されていません。HTML5が主流となっています。

Q3: HTMLとXHTMLは一緒に使用できますか？

A3: いいえ、HTMLとXHTMLを一緒に使用することはできません。それぞれ異なる構文規則を持っているためです。