HTMLとCSSは何に関する指定をするものか?

HTMLとCSSは何を指定するのか?

HTMLとCSSは何を指定するのか?

Webページを作成する上で欠かせないHTMLとCSS。どちらもコードを記述してWebページに表示する役割を担いますが、それぞれが何を指定するのか、具体的に理解しているでしょうか?

HTMLとCSSの違い

HTMLとCSSの最大の違いは、指定する対象にあります。

言語 指定対象 役割
HTML (HyperText Markup Language) 文書の構造 見出し、段落、画像、リストなど、Webページの構成要素を定義する
CSS (Cascading Style Sheets) 装飾 (スタイル) HTMLで定義した要素の色、サイズ、配置などを指定する

HTMLは、Webページの骨組みを作り、どのような情報(テキスト、画像、動画など)をどの順番で表示するかを決定します。一方、CSSはHTMLで定義された要素の見た目を整え、より美しく、見やすくする役割を担います。

HTMLの役割:文書構造の指定

HTMLでは、様々なタグを使って文書構造を指定します。例えば、見出しを示す<h1>タグ、段落を示す<p>タグなどがあります。


<h1>これは見出しです</h1>
<p>これは段落です。</p>

上記のHTMLコードは、ブラウザ上では以下のように表示されます。

これは見出しです

これは段落です。

CSSの役割:装飾の指定

CSSは、HTMLで定義された要素に対して、色、サイズ、配置などを指定します。CSSを記述する方法はいくつかありますが、ここではHTMLファイル内に記述する方法を例に挙げてみましょう。


<style>
h1 {
    color: blue; 
    font-size: 36px;
}

p {
    color: gray;
}
</style>

上記CSSコードを先ほどのHTMLコードに追加すると、見出しは青色で36pxの大きさになり、段落は灰色で表示されるようになります。

HTMLとCSSの関係性

CSSは、単体では機能しません。必ずHTMLと組み合わせて使用します。HTMLでWebページの構造を定義し、CSSでその見た目を整えるという関係性があります。

まとめ

HTMLはWebページの構造を、CSSは装飾を指定します。HTMLで骨組みを作り、CSSで肉付けをするイメージを持つと分かりやすいでしょう。HTMLとCSSを理解することで、より自由度の高いWebページを作成することが可能になります。

よくある質問

Q1: HTMLとCSS、どちらを先に学ぶべきですか?

A1: 基本的にはHTMLを先に学ぶことをおすすめします。HTMLでWebページの構造を理解した上で、CSSで装飾を学ぶ方がスムーズに進みます。

Q2: CSSを記述する方法は、HTMLファイル内に記述する以外にもありますか?

A2: はい、外部CSSファイルを作成して読み込む方法や、HTMLのタグ内に直接記述するなど、いくつかの方法があります。

Q3: HTMLやCSSを効率的に学習する方法は?

A3: オンライン学習サイトや書籍を活用する、実際にWebページを作成してみるなど、様々な方法があります。自分に合った学習方法を見つけてみましょう。