HTML、XML、DHTML の機能は何ですか。

 

HTML、XML、DHTMLの特徴

この記事では、Webページ作成における3つの重要な技術、HTML、XML、DHTMLの違いと特徴について解説します。

HTML (HyperText Markup Language)

HTMLは、Webページの構造と内容を記述するための基本的なマークアップ言語です。ブラウザは、HTML文書を読み込み、その内容を画面に表示します。

特徴

  • 習得が容易: シンプルで直感的な構文であり、初心者でも比較的容易に習得できます。
  • タグベース: テキストを囲むタグを使用して、見出し、段落、リストなどの要素を定義します。
  • 表示の制御: フォント、色、レイアウトなど、Webページの表示を制御する要素を提供します。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>HTMLの例</title>
</head>
<body>

    <h1>見出し</h1>
    <p>これは段落です。</p>

</body>
</html>

XML (eXtensible Markup Language)

XMLは、データの構造と意味を記述するためのマークアップ言語です。HTMLとは異なり、XML自体はデータの表示方法を規定しません。

特徴

  • 拡張性: ユーザーが独自のタグを定義できるため、様々な種類のデータを表現できます。
  • データの構造化: データを階層構造で表現し、データの整理と検索を容易にします。
  • データ交換: プラットフォームに依存しない形式でデータを記述するため、異なるシステム間でのデータ交換に適しています。


<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<書籍>
    <タイトル>吾輩は猫である</タイトル>
    <著者>夏目漱石</著者>
    <出版年>1905</出版年>
</書籍>

DHTML (Dynamic HTML)

DHTMLは、HTML、CSS、JavaScriptなどの技術を組み合わせて、動的でインタラクティブなWebページを作成するための手法です。

特徴

  • 動的なコンテンツ: JavaScriptを使用して、ユーザーの操作に応じてページの内容を動的に変更できます。
  • インタラクティブ性: ユーザーの入力やマウスの動きに反応して、ページの表示や動作を変えることができます。
  • 表現力の向上: アニメーション、エフェクト、ドラッグ&ドロップなどの高度な機能を実装できます。

以下の例では、ボタンをクリックすると段落の表示/非表示を切り替えるDHTMLのコードを示します。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>DHTMLの例</title>
    <script>
        function toggleParagraph() {
            var paragraph = document.getElementById("myParagraph");
            if (paragraph.style.display === "none") {
                paragraph.style.display = "block";
            } else {
                paragraph.style.display = "none";
            }
        }
    </script>
</head>
<body>

    <button onclick="toggleParagraph()">段落の表示/非表示</button>

    <p id="myParagraph">これは表示/非表示を切り替える段落です。</p>

</body>
</html>

まとめ

 
技術 特徴 用途
HTML Webページの構造と内容を記述 静的なWebページの作成
XML データの構造と意味を記述 データ交換、データ保存
DHTML HTML、CSS、JavaScriptを組み合わせて動的なページを作成 インタラクティブなWebページの作成

QA

Q1: HTMLとXHTMLの違いは何ですか?

A1: XHTMLは、HTMLをより厳密なXMLの規則に従って再定義したものです。XHTMLでは、タグの閉じ忘れや大文字・小文字の区別などが厳密にチェックされます。

Q2: XMLはどのような場面で使われていますか?

A2: XMLは、Webサービスでのデータ交換、設定ファイルの記述、文書の構造化など、様々な場面で使用されています。

Q3: DHTMLを使うメリットは何ですか?

A3: DHTMLを使用すると、ユーザーの操作に動的に反応する、よりインタラクティブで魅力的なWebページを作成することができます。