HTMLやCSSを確認するには?

HTML と CSS の確認方法

Webサイトを制作する上で、HTML や CSS が正しく記述されているかを確認することは非常に重要です。誤った記述があると、サイトのデザインが崩れたり、機能が正常に動作しなかったりする可能性があります。

この記事では、ブラウザに搭載されている開発者ツールを使って、HTML と CSS を確認する方法を解説します。

開発者ツールの起動

ほとんどのブラウザでは、「Ctrl + Alt + I」キーを押すか、ブラウザのメニューから「開発」「Webインスペクタを表示」などを選ぶことで開発者ツールを起動できます。


要素の検証

開発者ツールを起動したら、左下にある虫眼鏡アイコンをクリックします。

虫眼鏡アイコンの画像


その後、Webページ上の確認したい要素にマウスカーソルを合わせると、該当部分がハイライト表示されます。クリックすると、その要素に対応する HTML と CSS が開発者ツールに表示されます。


HTML の確認

開発者ツールでは、HTML の構造と内容を確認できます。特定の要素を選択すると、その要素の開始タグと終了タグがハイライト表示され、属性値も確認できます。

HTML の確認例

例えば、以下の HTML コードがあるとします。


<h2 class="title">見出し</h2>

開発者ツールで "見出し" というテキストを選択すると、上記コードがハイライト表示され、h2要素に "title" というクラスが付与されていることがわかります。

CSS の確認

開発者ツールでは、要素に適用されている CSS のプロパティと値を確認できます。

CSS の確認例

先ほどの HTML コードに以下の CSS が適用されているとします。


.title {
  font-size: 24px;
  color: blue;
}

開発者ツールで "見出し" というテキストを選択すると、右側に適用されているスタイルが表示されます。

適用されているスタイルの画像


"title" というクラスに font-size: 24px;color: blue; が設定されていることがわかります。

よくある質問

Q1: 開発者ツールを開かずに HTML と CSS を確認する方法はありますか?

A1: はい、ページのソースを表示することで確認できます。ブラウザのメニューから「ページのソースを表示」などを選ぶことで、HTML のコード全体を見ることができます。

Q2: 開発者ツールで HTML や CSS を編集できますか?

A2: はい、編集できます。開発者ツールで編集した内容は、ブラウザ上での表示にのみ反映され、実際のファイルは変更されません。ページを再読み込みすると、編集内容はリセットされます。

Q3: 開発者ツールは、どのブラウザでも同じように使えますか?

A3: 基本的な機能は同じですが、ブラウザによってインターフェースや一部の機能が異なる場合があります。