XHTMLとは?
XHTMLは、Extensible HyperText Markup Languageの略称で、Webページの構造を記述する言語「HTML」を拡張したマークアップ言語です。XHTMLは、HTMLの柔軟な文法をXMLの厳密な文法規則に準拠するように再定義することで、より構造化され、拡張性の高いWebページを作成することを目的としています。
XHTMLの特徴
- XMLに準拠した構文
- 要素と属性の大文字と小文字の区別
- 終了タグの必須化
- 属性値のクォーテーション
- 構造と表現の分離
XHTMLとHTMLの違い
| 特徴 | XHTML | HTML | |---|---|---| | 文法 | XMLに準拠 | SGMLをベースとした独自の文法 | | 大文字と小文字の区別 | 区別する | 区別しない | | 終了タグ | 必須 | 省略可能 | | 属性値のクォーテーション | 必須 | 省略可能 | | 構造と表現の分離 | 強調 | あいまい |XHTMLの例
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" />
<title>XHTMLの例</title>
</head>
<body>
<h1>見出し</h1>
<p>これはXHTMLの例です。</p>
</body>
</html>
XHTMLに関するQ&A
Q1: XHTMLは現在も使われていますか?
A1: 現在では、HTML5が主流となっており、XHTMLはあまり使われていません。しかし、XMLの厳密な文法規則に準拠したWebページを作成したい場合など、一部のケースではまだ使用されています。
Q2: XHTMLのメリットは何ですか?
A2: XHTMLのメリットは、XMLに準拠しているため、構造化された文書を作成しやすく、他のXMLアプリケーションとの連携が容易である点です。また、厳密な文法規則によって、ブラウザ間の互換性の問題を減らすことができます。
Q3: XHTMLを学ぶ必要はありますか?
A3: 現在では、HTML5が主流となっているため、XHTMLを学ぶ優先度は低くなっています。しかし、Webの基礎知識として、XHTMLについて理解しておくことは無駄ではありません。