プラグインを無効にするとどうなるの?
kintoneなどのアプリケーションで利用できるプラグインは、便利な機能を提供してくれる一方、時にアプリの動作に影響を与える可能性も孕んでいます。そのため、プラグインを無効にする方法とその影響について理解しておくことは重要です。
プラグインを無効化すると何が起きる?
プラグインを無効にすると、利用者の操作画面(レコード詳細/一覧など)にプラグインが読み込まれず、動作が停止します。つまり、プラグインが提供していた機能は利用できなくなります。
例えば、以下のようなプラグインを無効にした場合、それぞれの機能は動作しなくなります。
プラグインの種類 | 無効にした場合の影響 |
---|---|
入力フォームの拡張プラグイン | 日付入力の自動化や入力項目の制御など、プラグインが提供していた入力サポート機能が利用できなくなります。 |
レコード一覧画面の拡張プラグイン | レコードの表示形式のカスタマイズや絞り込み機能の追加など、プラグインが提供していた一覧画面の機能拡張が無効になります。 |
外部サービス連携プラグイン | 外部サービスとのデータ連携やAPI呼び出しなど、プラグインが担っていた連携機能が停止します。 |
プラグインの無効化はどんな時に役立つ?
プラグインの無効化は、主に以下のようなケースで役立ちます。
- アプリの動作に問題が発生した場合の切り分け
- 一時的にプラグインの機能を停止したい場合
- 不要になったプラグインを削除する前の確認
アプリの動作に問題が発生した場合の切り分け
アプリの動作が不安定になったり、エラーが発生した場合、原因がプラグインにある可能性も考えられます。 このような場合、プラグインを無効化することで、問題がプラグインに起因するものなのか、アプリ自体に起因するものなのかを切り分けることができます。
例えば、以下のようなHTMLコードで記述されたボタンをクリックするとエラーが発生する場合、JavaScriptプラグインに問題がある可能性が考えられます。
<button id="my-button">ボタン</button>
<script>
const button = document.getElementById('my-button');
button.addEventListener('click', () => {
// エラーが発生する可能性のある処理
console.log(undefinedVariable);
});
</script>
この場合、JavaScriptプラグインを無効化することで、エラーが解消されるか確認できます。もしエラーが解消されれば、問題の原因はJavaScriptプラグインにあると判断できます。
一時的にプラグインの機能を停止したい場合
例えば、特定の期間だけプラグインの機能を停止したい場合など、一時的にプラグインを無効化したいケースがあります。 プラグインを無効化することで、プラグインの設定は残したまま、プラグインの動作のみを一時停止することができます。
不要になったプラグインを削除する前の確認
長期間利用しているアプリには、不要になったプラグインが導入されていることがあります。 このようなプラグインを削除する前に、プラグインを無効化してアプリの動作に影響がないか確認することをおすすめします。 問題なく動作することを確認した上で、プラグインを削除しましょう。
参考情報
よくある質問
Q. プラグインを無効にしても、データは消えてしまわない?
A. いいえ、プラグインを無効にしても、プラグインが利用していたデータは消去されません。プラグインを再度有効化すれば、データはそのまま利用できます。
Q. プラグインを無効化したら、元に戻せなくなる?
A. いいえ、プラグインの無効化はいつでも解除できます。プラグインを再度有効化すれば、元の状態に戻ります。
Q. すべてのプラグインを無効にしても大丈夫?
A. アプリの動作に影響がないか、事前に確認することをおすすめします。特に、システムに深く関わるプラグインを無効にする場合は、注意が必要です。
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