jQuery どこに記述?

jQueryコードはどこに書くべきか? - 最適な配置場所を徹底解説

jQueryを使ってWebサイトを開発する際、コードをどこに配置するかは、コードの可読性、保守性、パフォーマンスに影響を与える重要な要素です。HTMLファイル内に直接記述する方法、外部JavaScriptファイルに記述する方法など、いくつかの選択肢がありますが、それぞれのメリット・デメリットを理解し、最適な方法を選択する必要があります。

1. jQueryコードの配置方法とそれぞれのメリット・デメリット

jQueryコードを配置する方法は主に以下の3つです。

  1. HTMLファイル内の<script>タグ内に直接記述する
  2. 外部JavaScriptファイル(.js)に記述し、HTMLから読み込む
  3. <script>タグにdefer属性やasync属性を使用して読み込み方を制御する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.1 HTMLファイル内の<script>タグ内に直接記述する

HTMLファイル内の<script>タグ内に直接jQueryコードを記述する方法です。

メリット

  • 実装が容易で、初心者でも始めやすい
  • HTMLとJavaScriptのコードの関連性がわかりやすい

デメリット

  • HTMLとJavaScriptが密結合になるため、コードの見通しが悪くなり、保守性が低下する
  • コードの再利用性が低い
  • HTMLの解析をブロックするため、ページの表示速度に悪影響を与える可能性がある

コード例


  <!DOCTYPE html>
  <html>
  <head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>サンプルページ</title>
  </head>
  <body>
    <h1>こんにちは!</h1>

    <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js"></script>
    <script>
      $(document).ready(function() {
        $('h1').css('color', 'blue');
      });
    </script>
  </body>
  </html>
 

1.2 外部JavaScriptファイル(.js)に記述し、HTMLから読み込む

jQueryコードを外部JavaScriptファイルに記述し、HTMLから<script>タグを使って読み込む方法です。

メリット

  • HTMLとJavaScriptが分離されるため、コードの見通しがよくなり、保守性が高まる
  • コードの再利用性が高まる
  • HTMLの解析をブロックすることなく、JavaScriptファイルの読み込みを並行して行えるため、ページの表示速度が向上する

デメリット

  • HTMLとは別にJavaScriptファイルを管理する必要がある

コード例

**HTML (index.html)**


  <!DOCTYPE html>
  <html>
  <head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>サンプルページ</title>
  </head>
  <body>
    <h1>こんにちは!</h1>

    <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js"></script>
    <script src="script.js"></script>
  </body>
  </html>
 

**JavaScript (script.js)**


  $(document).ready(function() {
    $('h1').css('color', 'blue');
  });
 

1.3 <script>タグにdefer属性やasync属性を使用して読み込み方を制御する

<script>タグにdefer属性やasync属性を指定することで、JavaScriptファイルの読み込み方を制御する方法です。

メリット

  • JavaScriptの読み込みを遅延させたり、非同期で読み込むことで、HTMLの解析を妨げずにページを表示できるため、表示速度の向上が見込める

デメリット

  • defer属性やasync属性の挙動を理解する必要がある
  • JavaScriptの実行順序が保証されない場合があり、注意が必要

コード例

**defer属性を使用する場合**


  <script src="script.js" defer></script>
 

**async属性を使用する場合**


  <script src="script.js" async></script>
 

2. 最佳な方法: 外部JavaScriptファイルに記述し、<script>タグで読み込む

上記を踏まえ、jQueryコードを配置する最適な方法は、外部JavaScriptファイルに記述し、HTMLから<script>タグを使って読み込む方法です。 この方法には、以下のようないくつかのメリットがあります。

2.1 コードの可読性と保守性の向上

HTMLとJavaScriptが分離されるため、コードの見通しがよくなり、保守性が高まります。

2.2 コードの再利用性の向上

独立したJavaScriptファイルは、複数のHTMLファイルから読み込んで再利用することができます。

2.3 ページの表示速度の向上

JavaScriptファイルの読み込みをHTMLの解析と並行して行えるため、ページの表示速度が向上します。

3. まとめ

jQueryコードをどこに配置するかは、コードの品質、保守性、パフォーマンスに影響を与える重要な要素です。 本記事で紹介したように、最適な方法は外部JavaScriptファイルに記述し、<script>タグで読み込む方法です。 この方法を採用することで、コードの見通しがよくなり、保守性が高まり、コードの再利用性も向上します。 また、ページの表示速度の向上も期待できます。

参考文献

* jQuery 公式サイト

関連QA

Q1: jQueryを使うにはどうすればいいですか?

A1: jQueryを使用するには、HTMLファイルにjQueryライブラリを読み込む必要があります。CDNを利用する場合は、<head>タグ内に以下のコードを記述します。


  <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.6.0/jquery.min.js"></script>

Q2: $(document).ready()は何をしているのですか?

A2: $(document).ready()は、DOMの読み込みが完了した後に、引数として渡した関数を 実行するためのjQueryのメソッドです。これにより、DOM操作が正しく行えるように なります。

Q3: jQueryの学習におすすめのリソースはありますか?

A3: jQueryの学習には、公式サイトのドキュメントやチュートリアルがおすすめです。 また、書籍やオンライン学習サイトでも学ぶことができます。

その他の参考記事:

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