jQueryで前方一致のやり方は?
jQueryで要素を取得する際、特定の属性を持つ要素を抽出したい場合があります。 属性が完全に一致する要素を取得するだけでなく、属性値の先頭部分だけが一致する要素を取得したい場合、「前方一致」のテクニックが役立ちます。属性セレクタと前方一致
jQueryでは、属性セレクタを用いることで、特定の属性を持つ要素を選択できます。 例えば、`class`属性が"example"である要素を取得したい場合は、`$(".example")`のように記述します。 前方一致を実現するには、属性セレクタに`^=`を追加します。 例えば、`class`属性の先頭が"example"である要素を取得したい場合は、`$("[class^='example']")`のように記述します。使用例
具体的な例として、以下のようなHTML構造を考えます。
<ul>
<li class="example-item">アイテム1</li>
<li class="example-item-special">アイテム2</li>
<li class="other-item">アイテム3</li>
</ul>
このHTML構造に対して、前方一致を用いて要素を取得する例を以下に示します。
jQuery | 取得される要素 |
---|---|
$("[class^='example']") |
class属性の先頭が"example"である要素(アイテム1、アイテム2) |
$("[class^='example-item']") |
class属性の先頭が"example-item"である要素(アイテム1、アイテム2) |
$("li[class^='other']") |
li要素の中で、class属性の先頭が"other"である要素(アイテム3) |
注意点
* 前方一致は、属性値の先頭部分との一致を判定します。 属性値の中間部分や後方部分との一致は判定しません。 * 大文字と小文字は区別されます。参考資料
* [jQuery 属性セレクタ](https://api.jquery.com/category/selectors/attribute-selectors/)よくある質問
Q1: 前方一致と部分一致の違いは何ですか?
A1: 前方一致は属性値の先頭部分との一致を判定しますが、部分一致は属性値の任意の位置との一致を判定します。部分一致には`*=`を使用します。
Q2: 前方一致はどのような場合に役立ちますか?
A2: 例えば、共通のプレフィックスを持つ複数のクラス名に対してスタイルを適用する場合や、特定の単語で始まる属性を持つ要素を抽出する場合などに役立ちます。
Q3: 前方一致は他のセレクタと組み合わせて使用できますか?
A3: はい、前方一致は他のセレクタと組み合わせて使用できます。例えば、特定のタグ名と前方一致するクラス名を持つ要素を抽出することができます。
その他の参考記事:jquery src 取得