HTMLのlang=jaとは？

HTMLにおけるlang="ja"とは？

HTMLタグには、lang属性というものが存在します。この属性は、その文書がどの言語で書かれているかを示すために使用されます。例えば、日本語で書かれた文書であればlang="ja"と記述します。

lang属性の役割

lang属性は、主に以下の目的で使用されます。

検索エンジンの最適化: 検索エンジンは、lang属性を使用して、検索結果のランキングを決定する際の要素の一つとして利用します。つまり、ユーザーが日本語で検索した場合、lang="ja"と指定されたページの方が、そうでないページよりも上位に表示される可能性が高くなります。
スクリーンリーダーなどの支援技術: スクリーンリーダーなどの支援技術は、lang属性を使用して、適切な音声で読み上げたり、点字に変換したりすることができます。そのため、視覚障碍者や読書障碍者にとって、lang属性が正しく設定されていることは非常に重要です。
ブラウザの動作: ブラウザは、lang属性を使用して、フォントの選択やスペルチェック、ハイフネーションなどの処理を行います。例えば、lang="ja"と指定されたページでは、日本語のフォントが使用され、日本語のスペルチェックが行われます。

lang属性は、以下のタグに記述することができます。

例えば、日本語のページであることを示すには、以下のように<html>タグにlang="ja"と記述します。


<html lang="ja">
<head>
  <title>日本語のページ</title>
</head>
<body>
  <p>こんにちは、世界！</p>
</body>
</html>

lang属性の記述は必須ではありません。記述しなくても、ブラウザは文書の内容から言語を自動で判定します。しかし、正確な言語情報を提供するためにも、可能な限りlang属性を記述することを推奨します。

lang属性は、文書の言語を示す重要な属性です。検索エンジンの最適化、支援技術、ブラウザの動作などに影響を与えるため、適切に設定するように心がけましょう。

A1. 省略してもブラウザは言語を自動判定しますが、正確な情報提供のためにも記述することを推奨します。

A2. 英語("en")、スペイン語("es")、中国語("zh")などがよく使われます。

A3. はい、検索エンジンはlang属性を参考に検索結果を表示するため、SEOに影響します。